【新日本】ファンタズモがデスペラードを疑惑の右足でKO「俺たちは王者として米国に渡る」

デスペラードを攻めるファンタズモ

新日本プロレス26日の後楽園ホール大会で、IWGPジュニアタッグ王者の石森太二(38)、エル・ファンタズモ(34)組が次期挑戦者最有力候補のエル・デスペラード、金丸義信を手玉にとった。

王者組は今シリーズ行われた「SUPER Jr. TAG LEAGUE」覇者のデスペラード組の挑戦要求を受諾。V2戦での迎撃が決定的となっている。

この日の6人タッグマッチでは、石森が苦戦を強いられた。左ヒザに金丸の低空ドロップキックを浴びると、デスペラードのマフラーホールドに捕獲されてしまう。

だがここでファンタズモが救出に訪れる。羽交い絞めにされていた金丸の足を踏みつけて脱出すると、デスペラードにサドンデス(右足でのトラースキック)を発射。その異様な威力から長期にわたり疑惑がかかっているものの一向に解明される気配のない一撃でデスペラードをKOすると、そのまま石森が押さえ込んで3カウントを奪ってみせた。

9月に米国遠征が決まっているファンタズモは「俺たちが米国に行く前にタイトルマッチにふさわしいビッグマッチってあったっけ? まあ日本で防衛戦があってもなくても俺たちは確実に王者として米国に渡り、米国で一番強いジュニアタッグチームと戦う」と宣言。石森も「いつやるんだよ? 『やるからな』っつってもどこでやるんだよ。俺たち9月から米国行くんだよ。やるとしたら、もうメットライフドームしかねえぞ。いや、でも今日と結果は一緒だけどな」と不敵な笑みを浮かべた。果たして次期ビッグマッチの9月4、5日埼玉・メットライフドーム大会2連戦で王座戦は組まれるのか――。

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