元世界王者が保証「アメリカから久しぶりにトップ3になれそうな選手」とは?

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「全仏オープン」でのコルダ

テニスの元世界王者アンディ・ロディック(アメリカ)によると、ATPツアーで躍進を遂げている人気の若手選手セバスチャン・コルダ(アメリカ)は、今シーズン末までに世界ランキング20位以内に入ることを目指せるはずだという。

コルダは今年多くの成功を味わってきた。「ATP250 パルマ」で初のATPタイトルを獲得し、「ウィンブルドン」では4回戦に進出してその成績を裏付けた。こうした力強い結果によって、現在21歳のコルダはついに世界ランキング50位以内へと分け入った。

世界ランキング1位になった最後のアメリカ人男子選手であるロディックは、最近行われたインタビューの中で、コルダはとても高いレベルでプレーしており、さらにランキングを駆け上がる力があると語った。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じた。

「今のランキングは45位だけど、その成績の大半は過去半年間で出したものだ。パンデミックの影響を受けているランキングが再調整されれば、順位は今よりぐんと上がるだろう。リアルタイムのランキングであれば、彼は上位20位までに入っていると思う。多分それが、彼が年末の目標とすべき位置じゃないかな」

ロディックはさらに、コルダは「毎週結果を出そうとしている」として、彼のテニスへの情熱を称えた。元「全米オープン」覇者であるロディックはまた、コルダのバランスのいいプレーや、全てのサーフェスでいい結果を出す能力に感心している。ロディックによると、コルダには将来的に世界ランキング3位までに入る力があるという。

「彼は満足していない。ヨーロッパでのクレーコートの大会であれ、屋内コートの大会であれ、チャレンジャー大会であれツアー大会であれ、毎週結果を出そうとしている。そういうのを見られてすごく嬉しいよ」

「彼は弱点のない選手だ。対戦相手に攻撃を仕掛けることができる。フォアからでもバックハンド側からでも、ボールの方向を切り替えることができる。僕が長い間アメリカで見てきた中で、世界ランキング3位内に入る潜在能力を持っていると言える初めての選手だよ」

強烈なサーブで知られていたロディックは、インタビューの中でコルダにちょっとした助言を行った。2003年の「全米オープン」を制したロディックは、サーブはコルダにまだ改善の余地がある領域の一つだと考えている。

「サーブの時に肩をもう少しだけ開いてみたらどうかと思う。それで、時速125マイルから130マイル(時速約201㎞~209㎞)で安定して打てるようになるといいね」

「“ウィンブルドン”でのカレン・ハチャノフ(ロシア)との試合を覚えているよ。彼は1セットで6度ブレークされた。今から1、2年もすれば、あんなことは起こらなくなる」

コルダ自身は、自分のプレースタイルについてこう語っている。「父と母は、2人とも攻撃的にプレーすることを教えてくれた。他の選手たちとは少し違ったプレーをすることをね。スライスやドロップショットを織り交ぜて、ネットに出て、サーブ&ボレーをして。変化に富んでいるというのが僕のプレーのすごく大きな要素だと思うし、それを毎日改善しているんだ」

コルダの両親は共に元テニス選手で、父ペトルは元「全豪オープン」覇者、母レジーナは世界ランキングで最高26位を記録した。コルダによると、彼にテニスを教え、彼の「今のプレーを形作った」のは母のレジーナだという。「僕のプレーは他の誰とも違うような気がする。母はおそらく、僕のプレーに最大の影響を与えた人だね」

コルダは腰の怪我で「ATP1000 トロント」を欠場したが、翌週の「ATP1000 シンシナティ」には出場し、1回戦で世界52位のラスロ・ジェレ(セルビア)に勝利したものの、2回戦で世界3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)に敗れた。次戦はいよいよ今年最後のグランドスラム、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのコルダ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)