玉川徹氏は野々村真の感染例に「根本的な問題は入院の施設がない、そこを増やさないとダメ」

野々村真

27日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)は、新型コロナウイルスに感染し、24日に退院したタレントの野々村真(57)の例を振り返った。

所属事務所によると、感染判明翌日の7月31日、保健所から自宅療養の指示を受け、パルスオキシメーターで酸素飽和度を測ると夜には90%まnで低下し、感じたことがない息苦しさがあり、救急車を要請。だが、保健所からは「80%台でないと入院できません」と言われ、救急隊が到着したものの、入院は見送りになった。

感染から4日目、最高で39度あった熱は下がったが、酸素飽和度は一時、80%まで低下したため、2度目の救急車要請をした。救急隊が到着し、酸素飽和度を計測すると92~93%で、保健所は再び入院見送りを判断。5日目になって保健所から入院の判断が下り、入院後に診断すると両肺は真っ白で重症化する瀬戸際の状態だった。

レムデシビル、ヘパリン、ステロイド剤などを投与されたが、7日目には容体が急変し、集中治療室(ICU)に入った。

テレビ朝日社員で同番組のコメンテーター・玉川徹氏は「根本的な問題は酸素飽和度80%台まで下がっている人しか入院のキャパシティーから考えて入れらないということ。以前は保健所も肺炎が疑われれば、93%でも入院させていたが、入院の施設がない。そこを増やさないとダメだということ。テレビでよく知っている方がこういう状況となると、身近な問題として感じますね。やつれる映像を見ると、ただ事ではない病気だと思う。我々ができることは人と会わない、ワクチンを打つしかない」と話した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社