エンゼルス・大谷翔平が侍に! ゲームとのコラボカード発売中

大谷カードがお宝化?(ロイター=USA TODAY Sports)

大谷のユニークなベースボールカードが話題を呼んでいる。人気アドベンチャーゲーム「ゴースト・オブ・ツシマ」版の大谷ベースボールカードで、米老舗カードメーカー「トップス」より期間限定で28日(日本時間29日)まで発売中だ。

トップスのベースボールカード誕生70年を記念したアーティストコラボ企画「プロジェクト70」の中で誕生したもの。通常のベースボールカードは、選手らの実際の写真が使われていることが多いが、このカードはゲームのパッケージに使われている主人公の武士「境井仁」を大谷に入れ替えている。

大谷は鎧の代わりにエンゼルスのユニホームをまとい、刀の代わりにバットを脇に差し、ボールを握りしめながら真剣なまなざしをたたえている。デザインしたフィラデルフィアのアーティスト、チャック・スタイルズ氏はデザインに対する思いを「このゲームが描く日本の芸術性とその細かさにアーティストとしてとても魅了され、その物語や文化をインスピレーションとして翔平を描き上げました。日本の持つ美しさを維持しつつ、翔平を英雄、戦士として見せることで、リスペクトの意を込めました。私も有色人種のアーティストの一人。大谷が大リーグで成し遂げている素晴らしさ、日本のコミュニティーへのサポートの気持ちを込めて、彼のコミュニティーが愛するカードを贈れたらとデザインしました」とメールで回答。作成にはおよそ3週間かけたという。

トップスは1951年に最初のベースボールカードを販売して以来、70年にわたり大リーグや選手会と協力してカードを発行してきたが、19日(同20日)にESPNで大リーグが2022年でトップスとの契約を打ち切り、ファナティックス社に移行すると報道されたばかり。それだけに数年後には大谷カードが“お宝”になるかもしれない。

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