広く晴れて厳しい暑さ続く 東~西日本中心に各地で猛暑日に 東京も二日連続猛暑日予想

きょう27日(金)午前6時の天気図と雲の様子

 27日(金)も、夏の太平洋高気圧が日本の南で勢力を強めている。午後も広く晴れて厳しい暑さとなる見込みだ。特に、東~西日本の太平洋側を中心に最高気温35℃以上の猛暑日となる所があり、東京でも二日連続の猛暑日となる見込み。徹底した熱中症対策が必要となる。

午前中から各地で30℃超え 午後も広く晴れて気温上昇 東~西日本中心に各地で猛暑日予想

上:きょう27日(金)午前11時の推計気象分布 下:午前11時現在の各地の最高気温

 高気圧に覆われている東~西日本を中心に朝から晴れている所が多く、気温が上がっている。  

 午前11時現在、全国で約920ある観測地点のうち、420を超える地点ですでに30℃を超えている。午後も広く晴れてさらに気温が上がり、東~西日本の太平洋側を中心に35℃以上の猛暑日となる所がある見込みだ。きのう26日(木)に今年2度目の猛暑日となった東京でも、二日連続の猛暑日となる予想。

上:きょう27日(金)の予想最高気温 下:きょう27日(金)午前5時発表の熱中症警戒アラート

 27日(金)の予想最高気温  37℃ 浜松(静岡)・岐阜 36℃ 前橋・甲府・名古屋・京都  35℃ 福島・熊谷(埼玉)・さいたま・東京・津・大阪・奈良・津山(岡山)・高松・高知・都城(宮崎) など  

 また、19の都府県には、【熱中症警戒アラート】が発表されている。喉が渇く前に水分補給をこまめに行うことはもちろん、外出は出来るだけ控えて、屋内でも冷房を使用した涼しい場所で過ごすなど、いつも以上に徹底した熱中症対策が重要となる。

雨は限定的 関東周辺や中国地方・九州北部は局地的な雷雨に注意

きょう27日(金)夕方の予想天気分布

 北日本は、午後も北海道や東北北部でやや雲が広がるものの、日中は晴れ間もありそうだ。ただ、夜は日本海側を中心に雨の降る所がある見込み。  

 そのほかの各地は午後も晴れる所が多いが、湿った空気が流れ込む関東の内陸部や山梨県・静岡県にかけては局地的に雷雲が発生するおそれがある。狭い範囲ではあるものの、落雷や急な強い雨に注意が必要だ。  

 また、中国地方や九州北部でも湿った空気の影響で所々でにわか雨や雷雨となる見込み。天気の急変に気をつけたい。 (気象予報士宮崎由衣子

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