東京パラ 車いすバスケ日本男子 白星発進 長崎県勢2人が勝利に貢献

 1次リーグ初戦に臨んだ車いすバスケットボール男子。2大会連続でメンバー入りした22歳の鳥海(パラ神奈川SC)、初出場で24歳の川原(千葉ホークス)の長崎市出身コンビがそろってスタメンで躍動した日本は、コロンビアに63-56で競り勝って白星発進した。長崎県勢2人が組4位以内の準々決勝進出へ弾みをつけた。
 鳥海はアシストに加え、自らも3点シュートやリバウンドからのシュートで加点。15得点、17リバウンド、10アシストの“トリプルダブル”を達成するなど、存在感を発揮した。川原は「緊張もあって思うように動けなかったけれど、持ち味のディフェンスは頑張ろう」と体を張ってチームの勝利に貢献した。
 2人の活躍もあり、日本は第1クオーターを24-15で発進。第2クオーターに6点差に迫られると、オールコートプレスディフェンスを仕掛けて再び流れを引き戻した。36-28で入った後半はコロンビアの猛追を7点差で振り切った。
 1次リーグは5連戦とタフな戦いが続く。若きエース鳥海は「周りが決めるべきところを決めて、僕のプレーも良くなっていた。見つかった課題をより良く、いいところを継続して次もしっかり勝ちにいく」、川原も「次もしっかり準備してきょうよりもいい試合がしたい」と意気込んでいた。

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