【新日本】早寝早起き男・後藤洋央紀がタッグ王座戦で“強制消灯”発動予告「楽しい試合にならないよ」

早寝早起きの自負を明かした後藤洋央紀(右)

新日本プロレス9月5日の埼玉・メットライフドーム大会でIWGPタッグ王座(現王者はタイチ&ザック・セイバーJr.)に挑戦する後藤洋央紀(42)が、目の前に立ちはだかる相手すべてに〝強制消灯〟を宣告した。YOSHI―HASHIとのコンビで3WAY王座戦(もう1組の挑戦者は内藤哲也、SANADA組)に臨むが、驚異的なまでの早寝早起き男の自負とは――。

IWGPタッグ王座を巡っては7月札幌大会で内藤組がベルトを奪取。タイチ組が直後の東京ドーム大会で雪辱に成功すると、今度は内藤組がリマッチを要求した。

ここに割って入ったのがNEVER無差別級6人タッグ王者でもある後藤組だ。タイチ組と内藤組の実力を「もちろん認めてるし、タッグのタイトルの価値を上げたのも認めます」としながらも「『楽しい、楽しい』言いながらあいつら、やってるじゃないですか。それは違うと俺は思うし。楽しいだけで盛り上がってるだけじゃ、その先はない。今回は俺らが入ったことで、楽しい試合にならないよ」と豪語。2チームのダイレクトリマッチが続いていてはタッグ戦線の活性化は見込めないというわけだ。

タイチからはツイッター上で自身の早寝早起き体質をイジられ、それがリング上にも飛び火。連日の前哨戦で相手をKOさせる〝強制消灯合戦〟が繰り返されている。基本的に試合のない日は午後9時就寝、朝5時起床というおよそプロレスラーらしからぬ規則正しい生活を、後藤は「修行」と称してこう明かす。

「きっかけとしては海外の試合が多くなって、その際の時差ボケ予防だったんですよ。今のこの時代、より大事なことになったかなと。早寝早起きで免疫をつけるのはもちろん、今後の新日本を見据えると、海外に行ってもいつでも試合できるコンディションを整えるのは大事なことだと思います」

もう一方の挑戦者である内藤組は16日後楽園大会から欠場中。同じユニット内の鷹木信悟とBUSHIが新型コロナに感染したことを受けての措置と見られるが、後藤は「なんで姿を見せないのか…そこの不気味さは感じてます。あいつら、どこかで秘密特訓でもしてるんじゃないか」とどこまでも用心深い。

事情を把握できていないわけでは決してない。その上で「誰が相手だろうと、3WAYだろうと、そうじゃなかろうと関係ない。タイチもしっかり早く寝て免疫つけなきゃダメ。無駄な夜ふかしして酒飲んでる場合じゃないだろ。強制消灯させてやるよ」と豪語。SANADAを除いてやたらと口うるさいメンバーがそろったメットライフドーム決戦で全員を静かに寝かせつけるつもりだ。

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