【東京パラリンピック】卓球・古川佳奈美 2勝1敗も敗退で涙「3年後は金メダル」

王に勝利したものの古川は予選敗退で涙(ロイター)

あと一歩届かなかった。東京パラリンピック・卓球競技(27日、東京体育館)、女子シングルス(クラス11)の1次リーグ最終戦が行われ、2018年世界選手権銅メダルの古川佳奈美(24=博多卓球クラブ)が王婷莛(香港)に3―1で勝利。2勝1敗としたものの、惜しくも準決勝進出を逃した。

26日のレア・ファーニ(フランス)戦では、思うようなプレーができないまま、0―3で完敗。「緊張しているなって自覚はあったけど、思うように体が動かなかった」と涙を流していた。

しかし、この日は第1、2セットを連取。第3セットは相手の反撃に遭ったが、第4セットをきちんと奪い、勝利をたぐり寄せた。しかし、1ゲームを落としたことが響き、無念の予選敗退。「出し切ったパラリンピックだった。楽しめた。自分のペースで試合をしようと思っていた。3年後は強くなって金メダルを目指したい」と涙ながらに振り返った。

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