そのち盟友の〝愛弟子〟たちとの共演が実現しそうな今井翼

俳優の今井翼が今月24日、都内で行われた大阪松竹座「十月花形歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』」の製作発表に出席。先日訃報が伝えられたジャニーズ事務所の名誉会長・藤島メリー泰子さんをしのんだ。

今井は芸能界入りした10代前半から2018年に退所するまで同事務所に所属。各メディアによると、今井はメリーさんについて「厳しくも非常に温かく、深い愛情を幼い頃からくださった。僕も芸能界での息子の1人だと自覚しています」と語ったという。

目上の人との接し方や礼儀作法を教わり、高校生の時には、一緒に歌舞伎を観劇。「『歌舞伎役者の重心の持ち方だけでもいいからちゃんと見ていなさい』と。日本の伝統をじかに見せてくださった」と感謝していたのだ。

「今井によると、退所後、メリーさんが再スタートの前に会って激励してくれたのだとか。ジャニーズを退所したタレントにメリーさんが会うのはなかなかないこと。それだけ気に入られていた証拠」(会見を取材した記者)

今井といえば、ジャニーズ時代は現在、ジャニーズの副社長をつとめる滝沢秀明氏とのデュオ「タッキー&翼」として活動していた。

退所後は、今回の舞台でも共演する歌舞伎俳優の片岡愛之助と親交があったことから、愛之助と同じ「松竹エンタテインメント」に円満移籍し再スタートを切った。

「ジャニーズの退所組は、最近ではなかなかほかの事務所に移籍するケースはないだけに、今井はかなり異例。滝沢氏とは盟友とも呼べる関係だけに、滝沢氏が取りなしてメリーさんの〝お墨付き〟をもらえたのだろう。滝沢氏は現在、ジャニーズJr.たちの育成に力を入れているが、今井の演技・ダンスを認めているだけに、自身の〝愛弟子〟たちと今井を共演させ、いろいろ吸収させる日が来ることになりそうだ」(芸能記者)

今井もジャニーズ勢との共演を心待ちにしているはずだ。

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