池江璃花子を奮い立たせたパラ銀メダリストの14歳 パリ五輪に向け第一歩

池江璃花子

東京五輪競泳女子代表の池江璃花子(21=ルネサンス)が2024年のパリ五輪へ向けて決意を新たにした。

27日に千葉県国際水泳場で行われた「日本大学・中央大学対抗戦」で200メートル自由形に出場。2分1秒93のタイムを出し一定の手応えを得た。レース後、東京五輪について「寂しい試合だったなという感想がある。やっぱり無観客ということもありましたし、個人的にもリレーしか出ていない。気持ちの入り方もリレーと個人(種目)では少し差があったりもしたので少し寂しいなと思う試合だった」と改めて振り返った。

パリ五輪に向けては「一年一年を大事にしていきたい。あと3年しかないがコツコツ積み上げて3年後に間に合わせられたら」。再スタートを切った中、パラリンピック競泳女子100メートル背泳ぎ(S2)で銀メダルを獲得し、日本勢史上最年少の快挙を達成した14歳の山田美幸(WS新潟)の活躍に刺激を受けた。「本当に14歳なのっていうくらいしっかりしている印象が強い」と感心していた。

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