緊急事態宣言初日、岡山県北部にも影響「むちゃくちゃ減りました」〈新型コロナ〉

27日から緊急事態宣言の対象地域となった岡山県。26日までのまん延防止等重点措置では適用区域に入っていなかった津山市では、休業を決めた居酒屋があります。

(記者リポート)
「JR津山駅前です、ここ岡山県北部にも影響が出ています」

(タクシー運転手は―)
「ないない、観光客はなし。(利用者は)病院に行く人だけ。1時間待つか2時間待つか分からない」

岡山県全域が緊急事態宣言の対象となり、津山市でも酒類を提供する飲食店には休業要請が出ています。

津山市中心部の居酒屋、料理王国。牛の骨の周りの肉、そずり肉の塩ダレ炒め。そしてB級グルメ「津山ホルモンうどん」などを提供しています。

(料理王国/古南雄 料理長)
「こちらが2部屋つなげて広げている、この部屋は定員12名くらい。(来客は)いい時と比べると10分の1。5名以上がむちゃくちゃ減りました」

新型コロナの影響で団体客が消え、来客が1日2組だった日も。8月20日、岡山市と倉敷市にまん延防止等重点措置が出てからは売り上げは更に減り約9割減になりました。

(料理王国の運営会社/北山真太郎 社長)
「お客さんの足がぴたっと止まった。緊急事態宣言が出るということでお酒が提供できないので休業に踏み切りました。居酒屋にとってお酒を出せないのは致命傷」

居酒屋の休業を決めたあとは、料理のテイクアウトに力を入れています。弁当やオードブルのメニューを増やし、営業時間外でも電話で注文を受け付けるなど、試行錯誤を続けています。

(料理王国の運営会社/北山真太郎 社長)
「今できる安心安全。お家で居酒屋を楽しんでもらうことくらいしか今できないので、それを精一杯しようと思います」

© 株式会社瀬戸内海放送