川崎恒例の国内最大級ハロウィン、24年の歴史に幕

街中を盛り上げた2019年のパレードの様子(C)「カワサキ ハロウィン」

 川崎市中心部で毎年10月に開かれる国内最大級のハロウィーンイベント「カワサキ ハロウィン」が、今年は開催せず、24年の歴史を終える。主催の事務局「チッタ エンタテイメント」(川崎区)が27日、発表した。今後は別の形で、イベントを模索していくという。

 「カワサキ ハロウィン」は、川崎駅前の複合映画館「チネチッタ」の10周年記念行事として1997年に始まった。「東京から若者を呼べるイベント」をテーマに、仮装パーティーや商店街でパレードを行った。

 初回の参加者こそ約150人と少なかったが、斬新な企画が話題になり、その後、周辺商店街や商業施設も主催に加わった。2010年代は市などの主催25団体、パレード参加者約3千人、パレード観覧者も国内外約12万人となり、日本最大規模のイベントに成長した。

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