【新日本】高橋ヒロムWの喜び 復帰に加え…幹事・ヒロミ直々のお誘いで「八王子会」入り!

約半年ぶりの復帰戦でDOUKIを下したヒロム

吉報だ! 新日本プロレスの高橋ヒロム(31)が27日の後楽園ホール大会で約半年ぶりに復帰した。左大胸筋断裂で長期欠場していたが、復帰戦でDOUKIに激勝し、9月5日埼玉・メットライフドーム大会のIWGPジュニアヘビー級王座戦(現王者はロビー・イーグルス)に弾みをつけた。実は欠場中にベルト奪還への思いをさらに強める出来事が…。かねて熱望していた、地元の東京・八王子にゆかりのある芸能人が参加する「八王子会」への入会がついに実現したのだ。

ヒロムは今年2月の岩手大会で左大胸筋を断裂。全治半年と診断され保持していたIWGPジュニア王座を返上したが、この日に待望の復帰戦を迎えた。

ヒロムを敵視するDOUKIとの一騎打ちは壮絶な意地の張り合いとなる。試合時間残り1分となったところでビクトリーロイヤルをさく裂させると、最後はTIME BOMBⅡで3カウントを奪取した。

キャリア2度目の長期欠場を乗り越えて帰ってきたが、その破天荒さは以前と全く変わっていない。試合後のリング上で拍手喝采を浴びると「俺が現役である以上、めちゃくちゃ心配をかける。でも俺は必ず夢をかなえる男だ」と豪語。ロビー・イーグルスとの王座戦へ向け「新日本プロレスジュニアの戦いを見せた上で、俺が勝つ」と言い切った。

実は欠場期間中にモチベーションが大幅に高まる出来事もあった。負傷から間もない2月下旬のことだ。親交のあるタレントのミッツ・マングローブから連絡を受けたヒロムは、願ってもない申し出を受けたのだ。

「『ヒロム君って(地元が)八王子だよね? 八王子会とか興味ないの?』と言われたので『めちゃめちゃ興味ありますよ!』って言ったら『今、ヒロミさんといるから話しとくわ』となって。それでヒロミさんから連絡が来て、晴れて八王子会に入りました。すごくないですか?」

「八王子会」は東京・八王子にゆかりのある芸能人の集まりで、タレントのヒロミが幹事を務め、高橋みなみ、ROLAND、フワちゃんといった豪華メンバーがそろった〝芸能界の一大勢力〟だ。八王子出身のヒロムは今年1月のインタビューで入会の野望を明かしていた。

「(ヒロミから)『入りなよ、よろしく』みたいな感じで言っていただいて。俺、(ヒロミと)同じ小学校、同じ中学校ですからね。ガチ後輩ですよ。話しましたよ、LINEで…その話についてはスルーでしたね。ここ、食いついてくれるだろうなと思ってたんですけどね」。溶け込んでいるんだか溶け込めていないんだかよく分からないエピソードを交えつつ、悲願達成の喜びを語った。

ヒロムは早速、LINEグループであいさつ。一部メンバーからは返信が返ってこなかったという不穏なうわさも漏れ伝わっているが…プロレス界から初の八王子会メンバーとなったことで、今後は本業でのさらなる活躍が義務づけられる。

「これは夢が膨らみますよ。(新日本の)八王子大会も中止になったままですし、そのうち八王子会全員で会場に駆けつけるまでありますからね。それにコロナが終わって八王子会が開催されたときには、IWGPジュニアのベルトを持っていかないと失礼ですから」と、改めてベルト奪回を誓った。まずはリング外でさらなる〝出世〟を果たした千両役者の一挙手一投足から、今後も目が離せない。

【八王子会とは】東京・八王子にゆかりのある有名人が参加する芸能界の一大勢力だ。入会条件は芸能人として売れている、もしくは売れていたという実績があること。

昨年3月12日、第1回八王子会が開催された。ヒロミが言い出しっぺで、ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」のナヲが仕切った。

元AKB48の高橋みなみ、カリスマホストのROLAND、ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」の菊地兄弟、ヒップホップユニット「KICK THE CAN CREW」のLITTLE、ミュージシャンのファンキー加藤、俳優の塚本高史、ユーチューバーのフワちゃんらが参加し、地元ネタで大いに盛り上がったという。参加者がこの豪華な集まりの様子をインスタグラムに投稿し、話題になった。

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