米ミシガン州ゲールズバーグ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- パワー・マネジメント企業のイートンは本日、当社の車両グループが電気自動車用の専用差動装置の幅広いラインアップを公開したと発表しました。従来の内燃エンジン（ICE）車両に匹敵する性能を達成しています。乗用車市場はますます電気自動車（EV）への移行が進んでおり、イートンは、電気自動車メーカーが必要とするソリューションを提供できる専門能力と経験を持っています。
イートンの差動装置製品のTraction Controlファミリーは、雪道や泥道のような悪条件下でも優れたトラクションを提供し、牽引時の安定性も改善されます。グローバルなサプライヤーとして、イートンは車両の動向と安全基準に関して幅広い知識を持ち、世界の自動車メーカーと協力して新しい車台に差動装置を組み込んできた数十年にわたる経験を誇ります。イートンは、2015年から電気自動車市場に差動装置を供給してきました。
イートンの車両グループの事業部門ディレクターのBrent Pawlakは、このように述べています。「イートンは、最先端のツールと社内のノウハウを使用してトータル・システム分析を実施し、効率、信頼性、製造性のために最適化された電気自動車用差動装置を設計しています。当社はまた、OEM各社のパートナーとして、トルクのレベル、デューティ比、疲労や寸法の要件など、各社の仕様や要求事項に合わせて差動装置の設計と開発を行うこともできます。電気自動車では、電動ドライブトレインに組み込むためにコンポーネントの小型性や特有のトルク仕様が要求されることが多いためです。」
イートンは、自動リミテッドスリップ、自動ロック、電子選択ロックなど、電気自動車のための差動装置を総合的に提供しています。どの差動装置製品も、多様なトラクション制御アプリケーションを想定して高度な製造、試験、検査が行われています。性能の確認は、ミシガン州マーシャルにあるイートンのProving Ground試験施設で行われ、この施設は600エーカーを超える試験施設と試験道路を備えています。
イートンのTraction Control製品のラインアップ：
- Truetrac® – ヘリカルギアのリミテッドスリップ差動装置として、車輪のトラクションを最大化し、運転特性とステアリング特性を強化。コンパクト・パッケージ・スペースへの組み込みが容易で、高い出力密度に対応。
- ELocker® – ドライブラインの柔軟性を最大化。利用者がボタンを押すだけで車軸をフルオープンからフルロックに切り替えることができ、車両に一体化することも可能（自動ロック）。トルク容量と範囲が大きく、電気自動車用のコンパクト設計。
- IntelliTrac™ – スマート電子制御のリミテッドスリップ差動装置として、車両に完全に一体化されて瞬時のレスポンスを提供し、どのようなスピードやトラクション条件でも最適な車両性能を実現。
- MLocker® – ボタンやシフトノブの操作など、ドライバーの操作なしでクラス最高のトラクションを提供する機械式自動ロック差動装置。牽引時やオフロードでの性能が向上し、低コストで組み込み可能。
- Posi® – 車輪のスリップを始まる前に自動的に防止するリミテッドスリップ差動装置。大半の車軸設計に容易に組み込むことができ、個別要件に合わせて調整可能。
- Open – コンパクトなオープン差動装置で、左右の車輪の間のトルク管理のためのコスト効率の高いソリューション。
イートンのミッションは、パワー・マネジメント技術とサービスを使用して生活の質と環境を改善することです。当社は、顧客による電気・油圧・機械式動力の効果的な管理を支援できる安全で効率的で信頼性のある持続可能なソリューションを提供しています。イートンの2020年の売上高は179億ドルで、175カ国を超えるお客さまに製品を販売しています。従業員数は約8万5000人です。詳細情報については、www.eaton.comをご覧ください。
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