栃木県新たに167人感染、2人死亡 栃木で事業所クラスター 新型コロナ、27日発表

県内の新型コロナウイルス感染者数

 栃木県と宇都宮市は27日、新たに計167人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は1万2691人となった。25、26日には、県内医療機関に入院中だった2人が死亡し、死者は計102人となった。

 新規感染者は10歳未満~90代の男女。感染者数は昨日に比べ60人、1週間前に比べ95人減少した。県感染症対策課は「感染者数が減ってはいるが、まだ多い状況。ピークアウトの兆しが見えたとはいえず、もっと減らしていかないといけない」と、感染抑制に努めながら今後の推移を見守る考えを示した。

 栃木市内の事業所では県内109例目となるクラスター(感染者集団)が発生し、17~27日までに従業員14人の感染が確認された。事業所内外での感染防止対策不足が原因という。

 県と宇都宮市は27日、計238件を検査した(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は38万8869件、退院者1万614人、入院者280人、宿泊療養者186人、自宅療養者は1495人で過去最多、入院調整中115人、重症者16人。

県内の新型コロナウイルス感染者(27日発表)

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