今春の高校卒業者 長崎県内就職率 過去最高69.9% 大学進学率は47.7%

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県内の高校卒業者の就職率と県内就職率

 文部科学省は27日、本年度の学校基本調査(5月1日現在)の速報値を公表した。長崎県では、今春の高校卒業者の県内就職率が69.9%となり、統計を取り始めた1961年度以降、最高となった。大学進学率は47.7%でこちらも過去最高を更新した。
 今春の高校卒業者1万1578人(男子5906、女子5672)のうち就職者は3127人。全体の就職率は27%で前年度から1.6ポイント減少したが、県内就職率は前年度から4.3ポイント上昇した。
 県高校教育課は「年々県内就職が増えてきたことで『学校の先輩が働く地元企業』が身近になり、生徒が就職先として選ぶ流れができている」と分析。新型コロナウイルスの影響による県内志向の高まりは「そこまでみられなかった」としている。
 産業別の就職者は製造業が799人で最多。公務392人、建設業387人、卸売業・小売業321人と続いた。
 一方、高校卒業者のうち短大を含む大学などに進学したのは5517人。進学率は過去最高だった前年度を1.6ポイント上回った。
 今春の中学校卒業者は1万1807人(男子6135、女子5672)。99.3%に当たる1万1725人が高校などに進学し、就職者は27人だった。
 児童・生徒数は、小学校が6万8834人で41年連続で減少、中学校は3万5794人で前年度から107人増えた。高校(全日制・定時制)は3万4415人で31年連続で減った。教員1人当たりの生徒数は小学校が12.9人、中学校11.1人、高校が11人。
 同調査は教育行政に必要な学校数、在学者数、卒業者数などの現状を把握するため、文科省が毎年5月1日現在で実施している。