きょう28日(土)は西～東日本の太平洋側は晴れて、内陸を中心に猛暑日の所もありそうだ。一方で日本海側は雲が多く、東北では夕方にかけて雨が降る見通し。
　29日(日)も残暑が続く見込みで、日中だけでなく夜間の熱中症にも注意したい。

太平洋側は強い日差しで気温上昇、午後は一部で夕立も

　きょう28日(土)午前は、西日本から東日本の太平洋側は高気圧に覆われてよく晴れている。午後も強い日差しが照りつけて厳しい残暑となり、35℃以上の猛暑日の所もある見込み。東京も今年3回目の猛暑日となる予想だ。

＜28日(土)の予想最高気温＞
36℃：熊谷、甲府、名古屋、京都、都城(宮崎)など
35℃：東京、松本(長野)、三島(静岡)、奈良、高知、日田(大分)など

　ただ、午後は関東甲信の山沿いで夕立の可能性があり、近畿や中国でも局地的な雷雨に注意が必要。

日本海は雲多くにわか雨や雷雨、東北は夕方まで雨

　日本海から東北にかけては前線が延びていて、秋田県周辺では雨が続いている。この前線が南下するため、西～東日本の日本海側でも今夜にかけて雨が降りやすく、一時的に雨脚が強まる所もある見通しだ。
　ただ、前線の雨雲は細長くシャープな形状をしているため雨の範囲は狭く、日の差す所もある見込み。東北の雨も夜には止む見込みだが、北海道の道北では夜に雷雨となる可能性がある。

あす29日(日)も残暑厳しい、熱中症に要注意

　気温の高い状態はしばらく続く見込みで、今夜も熱帯夜の所が多くなる予想。東京は5日連続、大阪は7日連続の熱帯夜となるため、夜間でも熱中症に気をつけたい。
　29日(日)の日中は日本海側や東北でも日差しがあり各地で気温が上昇、最高気温は岐阜で37℃予想など広い範囲で残暑が続く見込み。
　ただ、関東は東風の影響で雲が広がりやすくにわか雨の所もあり、日中の気温は30℃前後に留まる見通しだ。

（気象予報士・佐藤俊和）