キャンプでは日常以上にリラックスしたいと考える方が多いと思いますが、そのためには実はテントサイトをきれいに整えることも重要なポイント。今回は住宅関連の仕事に携わっているキャンプ歴10年以上の筆者が、「統一感のあるテントサイトをつくるためのコツ」を分かりやすくご紹介します!
テントやキャンプギアのカラーコーディネートを意識するだけで驚くほどテントサイトがおしゃれに!
おしゃれなテントサイトに欠かせないポイントは「全体のカラーバランス」を考えること。
キャンプギアを揃える際に、一つ一つのアイテムの見た目やカラーが気に入ったものを選ぶことも大事ですが、サイト全体として統一感のあるギアを選ぶと、ぐっとおしゃれなサイトになります。
自分が使っているテントやテーブルなどの色合いと合うかどうか?を意識してからギアを選んでみてくださいね!
【おしゃれなキャンプスタイリングのコツ1】カラーを3~4色にまとめよう!
では、統一感のあるテントサイトにするための具体的なコツを紹介していきます。
筆者の仕事は住宅関連で、お客様から室内や家具のカラーコーディネートの相談を良く受けるのですが、その際にまずは『使う色合いは3~4色まとめたほうが良いですよ!』とお答えしています。
その理由は、カラーコーディネートの配分は、70:25:5が最も良いといわれており、ベース色70%、サブ色25%、アクセント色5%するのが理想です。
それ以上の、色合いを使うと室内の色合いがチグハグになりがちで、室内の統一感を出すのが難しくなるからです。
また、キャンプギアのデザインの方向性も統一した方が、キャンプサイトを華やかに彩ってくれます。
我が家のテントカラー:ベージュ・ブラック・レッドの3色に統一!
ちなみに我が家で使用しているファミリー用のテントは、デンマークテントのローベンス「クロンダイク」。
ローベンスの色合いはベージュとブラック、そしてアクセントに入るレッドの3色が基本になっています。
ポイントは「ベースカラー」と「理想の雰囲気」を決めておくこと!
我が家のベースカラーテントはローベンスのクロンダイクで、内部のリビングは好きなネイティブ柄を使ってシックなデザインにまとめてあります。
ここでは、ベースカラーをテントやマットのベージュやブラウンの同系色を基本に、その他に目立つのはテーブルや薪ストーブのブラックです!
その他には、ホワイトやカーキの4色を大まかに使い、アクセントでオレンジを入れてる事で場が締まった感じにに演出しています。
本来であれば4色目のカーキーは余分ですが、重要なのはテントのベースカラーをベージュ系、そしてコンセプトは「シックでカッコイイ感じ」と決めておく事です。
【おしゃれなキャンプスタイリングのコツ2】複数のテントを買うなら同系色で揃えるのがオススメ!
季節や利用人数によって多種多様なテントを使い分ける方もいますが、その際は同系色のテントに統一する事で、元々持っているキャンプギアの色合わせがしやすくなるメリットがあります。
ベージュ:テンマクデザイン「サーカスTCDX」
例えば、筆者の場合は虫の居ない季節2~3人やソロで使うのはテンマクデザインの「サーカスTCDX」です。
コチラのカラーもサンド色(ベージュ系)で、メインで使用しているローベンス「クロンダイク」と同じキャンプギアを流用しても、あまり違和感がありませんよね。
そして、この場合は暖色のベージュ系をベースに、ブラックとホワイト、そしてカーキになりますが、それなりにまとまっているように見えます。
オレンジ:スノーピーク「エントリーパックTT」
スノーピークの「エントリーパックTT」は4人用テントヴォールトとアメニティタープのセットですが、家族3~4人でのキャンプの際に使用しています。
そして、ベースカラーはオレンジで、テーブルやチェアをカーキにまとめ、アクセントにブラウンやレッドを使っていますが、自然に溶け込む感じに仕上がっています。
ダークブラウン:スノーピーク「ヘキサイーズ1」
暑くなる時期にソロキャンプ用で愛用しているのが、スノーピークの「ヘキサイーズ1」ですが、コチラもベースの色がダークブラウンになっており、所持している他のテントと同系色です。
その為、テント以外はブラックとホワイト、そしてカーキを使ってアクセントランチョンマットでレッドを入れていますが、そこまで違和感はないですよね。
中には全部ブラックや、2色ツートンカラーで統一している強者もいますが、4色までにまとめるは誰でも簡単に出来ますよ。
【おしゃれなキャンプスタイリングのコツ3】テーブルの素材&カラーで雰囲気は大きく変わる!
カラーの使い方は分かったと思いますが、もうひとつ大事なのはキャンプサイトをどういうコンセプトにするかです。
実は選ぶキャンプギアや素材でテントサイトの雰囲気はガラリと変わりますが、その中でも注目したいのはテーブルの素材とカラーです!
ブラックアイアンを使ってシックに!
モダンで斬新な質感を演出しやすいのは鉄の素材。あらゆるキャンプギアで使われておりテーブルとしても良く見受けられます。
我が家が使っているのはバンドック製のマルチ焚き火テーブルです。
そして、ブラックカラーは比較的色合わせがしやすいのが特徴で、シックなカッコ良いイメージを演出できるのでテーブルとしての色合いや素材としてもオススメです。
ただ、鉄素材の問題点としては、傷がついて鉄の素材が見えると錆の原因に繋がるので、使用時には注意が必要です。
▼バンドック「マルチ焚き火テーブル」の詳しいレビューはこちらの記事を参考にどうぞ!
ナチュラルウッドで柔らかい雰囲気を!
ナチュラルな自然の優しさを出したいのなら、ウッドテーブルが最適!
木製品は人をリラックスさせる効果もあるので、テーブルの素材としても最適です。
また、人気のテント色もベージュが系が多く、ラックや食器にも多いので、質感を統一できますし大自然の雰囲気に溶け込みやすいのもオススメな点です。
しかし、ウッド製品を使う際に気を付けるのが水で、自然の木だからこそ雨の際は小口から水を吸収して膨らんだり、反ったりとする事にも繋がるので注意しましょう!
キャンプギアの色合いと素材を工夫してテントサイトをお洒落に演出しよう!
今回、説明しましたカラーコーディネートや素材選びなどは、服装などでも共通しているのでキャンプを始めて余裕があれば、是非チャレンジしてみましょう!
また、キャンプの場合は必要なギア自体は選択肢はそこまで多くないですし、色合いや素材も複雑ではありませんので、ちょっと頑張れば、誰でもお洒落な空間でリラックスした時間を過ごせますよ。
そして、何よりも重要なのは、自分がキャンプでどのような空間を演出して快適にキャンプライフを送るかですので、テントやテーブルはその点も考えて選んでみてはいかがでしょうか。
▼キャンプサイトをおしゃれにスタイリングするコツは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね!