8月27日、2021年MotoGP第12戦イギリスGP初日のフリー走行がシルバーストーン・サーキットで行われ、中上貴晶（LCRホンダ・イデミツ）は総合15番手となった。
2020年のイギリスGPは新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となる。中上にとってシルバーストーンはMoto2時代に3度の表彰台を獲得した得意サーキットだ。
中上はフリー走行1回目で2分01秒422の6番手に入り上々のスタートを切った。しかし、フリー走行2回目ではリヤのグリップに苦しみ2分00秒870とFP1のタイムを縮めたもののライバル勢はそれ以上にタイムを伸ばし15番手に終わった。
中上の2019年イギリスGPのベストタイムは1分59秒427。初日のフリー走行では2分を切ることができなかったが、フリー走行3回目でのダイレクトQ2進出を目指しデータを分析していく。
■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶（FP1：6番手／FP2：15番手）
「FP1は、気温は14℃と低かったのですが、全体的にコンディションはよく、快調にラップを刻んで6番手でセッションを終えることができました。しかし、午後のFP2では45分間を通してリヤのグリップ不足に苦しみ、最後までいいラップタイムを出すことができず、15番手までポジションを落としました。しかし、明日に向けてやるべきことがたくさんあり、いくつかの分野では、今日の課題を解消するためにも改善する必要があります。データをチェックして、明日に向けてマシンのフィーリングを向上させたいと思います」
