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30日付で警察庁長官官房付に転任する早川智之県警本部長(52)=警視監=が27日、長崎県警本部で離任会見を開いた。約1年間の在任期間中、印象に残った対応事案として、今年5月の聖火リレー警備や8月の大雨災害対応を挙げた。
東京五輪に派遣された機動隊員が8月の帰任直後に雲仙の土砂災害現場で連日、安否不明者の捜索救助活動に当たったことを紹介。「職員はさまざまな場面で本当に一生懸命やってくれている」と感謝の言葉を口にした。
昨年10月に佐世保署の男性警部補がパワーハラスメントや超過勤務により自殺した問題について「重く受け止めている」として事実を調査し、再発防止に向け職員の意識改革や職場環境の改善に努めてきたと説明。「強化すべき事項も残っており大変残念だが、新たな本部長の下でも継続して進めていけるものと考えている」と語った。