カタールで合宿中の中国代表指揮官がまさかの〝肉なし〟お弁当に不満「戦闘能力も低下」

中国代表チームに“お弁当問題”が発生(ロイター)

サッカー中国代表の李鉄監督(43)が不満を訴えた。W杯アジア最終予選に向けてカタール・ドーハで合宿を行っている中国代表は母国から調理人が同行し、食材も持ち込んだが、同国の検疫を待たなければならないため、現在はお弁当で急場をしのいでいる。

中国メディア「捜狐」は「監督によると、お弁当はとてもシンプルなようだ。肉はなく、ビーガン(菜食主義)に属している。スライスされたパン2枚とサラダ、野菜、果物、リンゴジュースが含まれている」と指摘。アスリートの食事としては物足りないとして、李鉄監督も頭を抱えているという。

「毎日、このようなお弁当を食べるのであれば、ナショナルチームの戦闘能力は大幅低下する」とも報道。現在はサッカー協会が選手たちの食事を改善するため「陳徐源会長の個人的な関係」も含めて各方面に働きかけているが、選手、コーチ、スタッフ、関係者を合わせ、総勢75人に及ぶ大所帯だけに、苦戦しているようだ。

9月2日オーストラリア代表、同7日に日本代表と対戦するが、同メディアは「ライムラグや天候、会場の問題に食事の問題もある。それでも彼らは旅行に来てるのではない。彼らを信じてください」とし、こうした苦難を乗り越えてW杯切符をつかむことを期待していた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社