米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」が28日午後5時ごろ、在日米海軍横須賀基地(横須賀市)に入港した。
同空母の横須賀寄港は2003年5月以来18年ぶりで、横須賀を母港としない米空母の寄港は09年8月の「ニミッツ」以来12年ぶりとなる。
ビンソンは最新鋭ステルス戦闘機F35Cなどの艦載機を載せたまま入港。米海軍によると、現在の新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、約5千人の乗員は寄港中、同基地内にとどまるという。短期間の寄港と発表しており、数日で出港するとみられる。
横須賀を母港とするロナルド・レーガンは今年6月以降、担当するインド太平洋地域を出てアフガニスタン駐留米軍撤退支援などのために中東方面に派遣されている。今回のビンソンの展開は、レーガン不在を補う目的もあるとみられる。
原子力艦船の横須賀寄港は通算1032回目で、今年13回目。