【大日本】紳士の国が生んだ〝デスマッチ2冠王〟ドリュー・パーカーが躍動「俺は最強」

場外の木高(左手前)に捨て身の攻撃を見せたパーカー(右)

大日本プロレスの28日・後楽園大会で、英国生まれのデスマッチ2冠王者・ドリュー・パーカー(23)が貫禄の勝利を見せつけた。

BJW認定デスマッチヘビー級とGCWウルトラバイオレントの両王座を持つパーカーはこの日、9月23日の後楽園大会でウルトラバイオレント王座のV1戦を戦う石川勇希とタッグを結成し、宮本裕向、木高イサミの「ヤンキー二丁拳銃」と対戦した。宮本とは9月5日の愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会でデスマッチヘビーのV1戦を戦うことが決まっており、パーカーにとっては敵も味方もタイトル戦を控える〝前哨戦〟だった。

「蛍光灯メガアイテムデスマッチ」と題された試合は、多種多様に組み立てられた蛍光灯が入り乱れる死闘に。しかし最後は倒れた木高の上に蛍光灯を重ね、そこへギガラダーからのスワントーンボムで王者が貫禄勝ちを収めた。試合後、パーカーは「宮本さんは強い。でも今は2021年。俺が最強」といなすと、石川にも「来月は俺が勝つ」と宣言した。

紳士の国が生んだ狂気の王者はどんな防衛ロードを描くか注目だ。

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