由井が日本新 東京パラリンピック女子100平

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女子100メートル平泳ぎ(運動機能障害SB5)予選のレースを終え、笑顔でガッツポーズする由井真緒里

 東京パラリンピック競泳は決勝が行われ、男子の150メートル個人メドレー(運動機能障害SM4)で鈴木孝幸(ゴールドウイン)が2分40秒53で3位となり、銅メダルを獲得した。今大会三つ目のメダル。100メートル平泳ぎ(運動機能障害SB6)の中村智太郎(日阪製作所)は8位だった。

 女子100メートル平泳ぎ(運動機能障害SB5)に出場した由井真緒里(18)=上武大、前橋西高出身=は、2分2秒31で日本記録を更新したが、予選落ちだった。

 混合400メートルリレー(知的障害)の日本(東海林、山口、福井、井上)は3分57秒18のアジア新記録で4位だった。

◎200個人メドレーへ弾み

 「前半から突っ込めたのが良かった」。競泳女子100メートル平泳ぎ(運動機能障害SB5)に出場した由井は、2分2秒31で日本記録を更新した。世界の壁は高く予選通過はできなかったが、決勝進出を目指す200メートル個人メドレー(運動機能障害SM5)に向けて弾みをつけた。

 競技初日の200メートル自由形、2日目の混合200メートルリレーに続き、この日も序盤からスピードに乗れた。58秒台で折り返すと「タイムを落とさず帰ってこられた」と、そのままゴールし、自己記録を1秒35縮めてみせた。

 平泳ぎは由井が注力してきた種目ではないが、パラリンピック出場に向けて短距離のトレーニングを重ねてきた結果、瞬発力が高まり、泳力が底上げされた。

 4種目を終え、残すは9月3日に控える個人メドレーのみ。「できるだけ平泳ぎで(タイムを)落とさないようにして、自由形につなげたい」。伸び盛りの18歳が集大成を示す。(金子雄飛)