『日本沈没』風吹ジュン、比嘉愛未、宮崎美子がそれぞれの家族の母を好演する!

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TBSで10月期に放送する日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』(毎週日曜よる9時)。原作は1973年に刊行された小松左京による不朽の名作「日本沈没」。刊行の翌年にはTBSでテレビドラマ化され、それ以降もドラマのみならず映画やアニメ、漫画など様々なかたちで語り継がれてきた。刊行から48年の時を経て、この原作に大きくアレンジを加えて新たにお届けする今作は、原作でも描かれていた「環境問題」を、2021年バージョンとして今に照らし合わせて鮮明に描き出す。

さらに、主人公を含め登場人物をオリジナルキャラクターにすることで、2023年の東京を舞台にした、今だからこそ描くべき物語を展開。沈没という目に見えない危機が迫る中で「見出していく希望」をテーマに描いていく。

撮影は今年の春にすでに終了している本作。このたび、危機に直面し奮闘する登場人物たちのパーソナルな一面を見せてくれる「母」たちを演じる追加キャストを発表する。

小栗旬演じる主人公・天海啓示の母・天海佳恵(あまみ・よしえ)役は風吹ジュン。風吹がTBSドラマに出演するのは、2016年の日曜劇場『家族ノカタチ』で演じたヒロインの母親役以来となる。2018年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』では、ヒロインの祖母役で出演するとともに語りも務めた。今作で演じる佳恵は、昔は栄えていたが今は寂しい漁港がある天海の故郷に一人で暮らしている。夫を亡くしてからは漁港の女性リーダーとして強く明るく生きてきた人物だ。風吹の優しさの中にも芯の強さを持った女性像は、演じる役さながらと言える。

天海の妻・天海香織(あまみ・かおり)役は比嘉愛未。今年6月に『にぶんのいち夫婦』(TX)、7月には『推しの王子様』(CX)と立て続けに主演を務めた比嘉。今作では、天海との一人娘・茜の持病を気にかけ娘を第一に考える母を演じる。夫である天海との関係は悪くはないが、仕事に邁進し家庭を顧みてこなかった天海と向き合うために別居をしている。笑顔が印象的な比嘉が、娘を献身的に守る姿は「母」の姿そのもの。夫との関係や自身の人生を決断していく姿は多くの人が共感できる役どころだ。

そして、天海に対し政府と企業の癒着疑惑を突きつける、杏演じるサンデー毎朝記者の椎名実梨の母・椎名和子(しいな・かずこ)を演じるのは宮崎美子。今年に入ってからTBSドラマでは、1月期火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』で主人公の母、4月期金曜ドラマ『リコカツ』で主人公の夫の母を演じた宮崎。包み込むような優しさで母親のイメージがすっかり定着しており、令和を代表する日本の母親像と言えるだろう。

天海を取り巻くそれぞれの「母」たち。

天海や実梨など、かけがえのない家族が困難に立ち向かっていく時、それぞれの「母」たちはどのように彼らを支えていくのか・・・。もっとも視聴者に近い視点で描かれる、未曾有の危機に立ち向かう「母」の想いも本作の見どころのひとつだ。

どんな状況でも、あきらめない人がいる。

周囲の意見に惑わされず、信念を貫く人がいる。

私たちは信じている。

この国には、そんな熱のある人が残っていると。

国民を守るためにあらゆる手を使い、戦い続ける勇気のある人がいると。

これは、国家の危機に瀕してもなお、

一筋の希望の光を見出すために奮闘する人たちの物語である。

オリジナルの登場人物でお届けする10月スタートの日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』。

今の時代だからこそ、諦めずに未来を信じ続けた者たちの究極の人間ドラマに期待だ。

■コメント

<風吹ジュン>

国難のコロナ禍にあってさらに怖いあの“日本沈没”。

主演として熱量上昇が止まない小栗旬さんと心ときめく実力のある俳優陣が大集結となればモチベーションは自然に上がります。

希望の人とは? 環境省の官僚・天海の動向、そして彼のルーツは?

私が過ごした漁港や海の景色とそこに生きる人々の姿も皆さまに見ていただきたいです。

頼もしく成長した息子を見上げる母親役を力強く演じました。このドラマが放つエネルギーが視聴する皆さまの希望になることを祈りながら・・・。

<比嘉愛未>

“日本沈没”という想像を絶する困難に直面した時、私たちはどうなるのか・・・。

決して起こってほしくはないけれど、今のこの混沌とした状況とどこか通ずる部分も感じ、この現代だからこそ生き抜く強さを、諦めない心を改めて感じてもらえる作品になると確信しています!

その中で私は主人公・天海の妻であり、一人娘の茜の母・香織を演じさせていただきました。

どんな時でも、普遍的に変わることない親子愛を精一杯表現したつもりです。

どうかたくさんの方々の心に届きますように。

<宮崎美子>

まず、お話をいただきました時に『希望のひと』というタイトルに惹かれました。

災害や病気の出口が見出せない中、このドラマの希望はどんなものを見せてくれるのかと。

コロナ禍で、避難所や大勢の人のバスターミナルのシーンなど気を遣いながら撮影を行いましたが、まさに、実際に災害に遭ったら自分が体験するかもしれないことを、このドラマの中で体験しました。

一番、一般的な市民感覚の人物を演じています。

仕事への情熱を持って働く娘を置いて避難するのも大変辛いですし、複雑な気持ちですが、そんな状況を、見てくださる皆さんも共感いただける役柄だと思います。

是非、皆さん、共感しつつ、この先にどんな希望があるのか見届けてください。

<プロデュース・東仲恵吾>

本作での見どころの一つとなるのは、“日本沈没”という、どうすることもできない現実の中で、生き抜こうとする市井の人たちの普遍的な愛の物語です。

愛溢れる役を演じていただく優しくて強い「母」たちが発表されました。

風吹ジュンさん演じる天海の母は、漁港の人たちと息子のことを常に考える“人間愛”溢れる役です。風吹さんは、小栗旬さんにも通じる人を惹きつける力強くて優しい目が印象的で、今回の役にぴったりだと感じました。

比嘉愛未さんが演じる天海の妻は、娘のために全てを捧げる“娘愛”溢れる役です。それと同時に天海との間には複雑な問題も抱えています。そんな一つの芝居で色々なニュアンスを表現できるのは、比嘉さんしかいないと思い、お願いしました。

そして、宮崎美子さんに演じていただく椎名の母は、常に家族を思いやる“家族愛”溢れる役です。以前から拝見していた中で、宮崎さんのどんな状況でも優しく包んでくれるような優しさが今回の役にぴったりだと感じて、オファーさせてもらいました。

この家族の物語も是非、ご期待ください。

■あらすじ

2023年、東京。東山総理(仲村トオル)は、世界環境会議で「COMS<コムス>」のさらなる推進を高らかに表明した。さらに官房長官の長沼周也(杉本哲太)が、東山が“未来の日本”を見据えて各省庁の優秀な若手官僚たちを集めた“日本未来推進会議”を発足すると発表。そのメンバーに環境省の天海啓示(小栗旬)、経産省の常盤紘一(松山ケンイチ)も選ばれていた。目的達成のために強引な手段もいとわない天海は、自身の提案を通したいがために東山総理にすり寄り、同時に総理の抵抗勢力である政界のドン・里城副総理(石橋蓮司)をも懐柔しようとする。さらには、両者に顔が利く「生島自動車」会長兼経団連会長の生島誠(風間杜夫)を同期の常盤に紹介してもらい、近づいていく。

そんな折、ある週刊誌に関東沈没へ警鐘を鳴らす田所雄介(香川照之)の記事が載る。この記事が原因で、一部の団体がデモを起こし、天海は事態収束のために田所と対面する。しかし、田所は天海の話に一切耳を傾けず、「近い将来、伊豆沖で島が沈没する。その島の沈没は、私が恐れてきた関東沈没の前兆になる」という不気味な予言を放ち、天海は翻弄される。

そんな矢先、天海は週刊誌・サンデー毎朝記者の椎名実梨(杏)に「Dプランズ」という環境ビジネスで稼ぐ企業と環境省のあらぬ癒着疑惑を突きつけられる。

一抹の不安を抱えつつ、常盤と共に趣味のスキューバダイビングに出かけた天海は、そこで衝撃的な出来事に遭遇する・・・。

■登場人物紹介

○天海 佳恵(68)・・・風吹ジュン

天海の母。

天海の故郷、昔は賑やかだったが、今は寂しさを感じる漁港町で一人暮らし。23年前に夫・衛が亡くなったことがきっかけで官僚を目指した息子を応援している。一方、天海と香織たちが別居中であることを心配している。夫を亡くしてから一人で生活し、漁港の女性リーダーをやっており、頼もしさもある。

○天海 香織(37)・・・比嘉愛未

天海の妻。

天海とは同郷で、高校時代の後輩。天海と本格的に交際するようになったのはお互いが東京に出てきてから。天海と同じく仕事第一主義だったが、娘・茜が生まれてからは茜との生活を優先するようになった。そんな中、天海が仕事優先で家庭を顧みず、子育てにも協力的ではないことから、愛情が希薄なのではと感じるようになり1年半前から別居をしている。持病がある茜の面倒を見ながら翻訳の仕事をしている。

○椎名 和子(59)・・・宮崎美子

椎名の母。

早くに夫を亡くし、それからは女手一つで娘・実梨と息子の2人を育て上げた。人当たりがとてもよく、常に笑顔で包み込むような優しさを持っている。実梨とは同居中で、目下の心配事は実梨の結婚。しかし、仕事に邁進する姿を誇らしくも思っており、本人には結婚について言わないようにしている。透析治療のために通院している。

■番組概要

[タイトル]日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』

[放送日時]10月スタート 毎週日曜よる9:00~9:54

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