ペレスが4試合連発の37号 ア・リーグの捕手記録に並ぶ

【ロイヤルズ4-2マリナーズ】@T-モバイル・パーク

ロイヤルズは投手陣がマリナーズ打線に11安打を浴びながらも2失点に抑え、試合を通して1度も同点に追いつかれることなく4対2で勝利。敵地での4連戦スイープに王手をかけた。2001年以来20年ぶりのポストシーズン進出を目指すマリナーズだが、ア・リーグ中部地区の4位に低迷するロイヤルズに痛恨の3連敗を喫し、ワイルドカード争いから後退。ワイルドカード2位のレッドソックスが3連勝したため、ワイルドカード圏内とのゲーム差は5.5に広がってしまった。

初回にウィット・メリフィールドの10号先頭打者アーチで先制したロイヤルズは、3回表無死満塁で無得点に終わるなど、なかなか追加点を奪えなかったが、5回表二死1塁からサルバドール・ペレスの37号2ランで2点を追加。5回裏に押し出し四球で1点を失ったものの、2点のリードを保ったまま最終回を迎え、9回表にキャム・ギャラガーのタイムリーで1点を追加したあと、マリナーズの反撃を1点に抑え、4対2で逃げ切った。

ペレスはこれで4試合連発。直近9試合で7本塁打と量産態勢に突入しており、36本塁打のブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)を抜き去って41本塁打の大谷翔平(エンゼルス)を猛追している。シーズン37本塁打は主に捕手を務めた選手としては1985年のカールトン・フィスク(ホワイトソックス)に並ぶア・リーグ最多タイ記録。4月と5月に5本塁打を放ったあと、6月に9本、7月に7本、そして8月に11本とコンスタントに一発を放っており、ア・リーグ捕手初となるシーズン40本塁打達成の可能性は高そうだ。

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