総裁、代表、党首、委員長……政党のリーダーの呼び方まとめ

普段何気なく見聞きしている、「代表」や「党首」といった、各政党のリーダーの呼び方。実は政党によってリーダーにあたる人の呼び方が違うのです。

同じリーダーという立場なのに、呼び方が違うというのは興味深いですね。

今回の記事では、衆議院および参議院に議席を有する政党のリーダーの呼び方について調べてまとめました。

自民党→菅義偉「総裁」

自民党のリーダーは「総裁」と呼ばれています。
現在は菅義偉氏が1期目の総裁を務めています。

自民党の総裁の任期は3年間で、次の総裁選は2021年秋頃に実施される予定です。

菅義偉総裁の任期は、安倍晋三前総裁の任期を引き継いだため、2021年9月末までとなっています。

公明党→山口那津男「代表」

公明党のリーダーは「代表」と呼ばれています。
現在は山口那津男氏が7期目の代表を務めています。

公明党の代表の任期は2年間で、次の代表選は2022年9月頃に実施される予定です。

山口那津男氏の在職期間は1998年の公明党再結成後、最長を更新しています。

立憲民主党→枝野幸男「代表」

立憲民主党のリーダーは「代表」と呼ばれています。
現在は枝野幸男氏が1期目の代表を務めています。

立憲民主党の代表の任期は2年間で、次の代表選は2022年9月頃に実施される予定です。

共産党→志位和夫「委員長」

共産党のリーダーは「委員長」と呼ばれています。
現在は志位和夫氏が委員長を務めており、21年目にあたります。

共産党の委員長の任期は2年ないし3年で、中央委員会総会で選出されます。

日本維新の会→松井一郎「代表」片山虎之助「共同代表」

日本維新の会のリーダーは「代表」「共同代表」と呼ばれています。
大阪市長を務める松井一郎氏が代表、参議院議員の片山虎之助氏が共同代表にあたります。国政政党で国会議員でない者が代表を務めているのは現在日本維新の会のみです。

日本維新の会代表の任期は、就任から衆議院議員総選挙、参議院議員通常選挙、統一地方選挙の公職選挙のうち、最も早いものの投票日後90日に当たる日とされています。次回は2021年秋頃に実施される予定の衆院選後に代表選が実施される予定です。

国民民主党→玉木雄一郎「代表」

国民民主党のリーダーは「代表」と呼ばれています。
現在は玉木雄一郎氏が代表を2期務めています。

国民民主党の代表の任期は就任した年から3年後の9月末日で、2023年秋頃に代表選が実施される予定です。

社民党→福島瑞穂「党首」

社民党のリーダーは「党首」と呼ばれています。
現在は福島瑞穂氏が党首を1期務めています。

福島氏は2003年から2013年までも党首を務めており、2020年にふたたび党首となりました。

社民党の党首の任期は2年間で、2022年2月頃に党首選挙が実施される予定です。

れいわ新選組→山本太郎「代表」

れいわ新選組のリーダーは「代表」と呼ばれています。
現在は山本太郎氏が代表を1期務めています。

れいわ新選組の代表の任期は就任して3年後の8月で、2022年8月に代表選が実施される予定です。

NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で→立花孝志「党首」

嵐の党から党名を変更した「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」のリーダーは「党首」と呼ばれています。
現在は立花孝志氏が党首を務めています。

「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の前身となった嵐の党は党規約で「党首は立花孝志とする」と定めています。また、その他の役員については任期を2年間としています。

政党のリーダーの呼び方まとめ

各政党のリーダーの呼び方は以下のようになっています。

総裁:自民党
代表:公明党、立憲民主党、日本維新の会(共同代表)、国民民主党、れいわ新選組
党首:社民党、NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で
委員長:共産党

今秋には、衆議院議員選挙も実施される予定です。政党によってリーダーの呼び方が違うことを覚えておきたいですね。

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