人気沸騰の兆し JRニセコ駅の人懐っこい「駅長犬」乗客を"おもてなし"【金曜日のわんこ】

北海道内で活躍する看板犬を紹介している「金曜日のわんこ」。

今回は北海道のなかでも特に有名は観光地を盛り上げる、大事な仕事を任されたわんこをご紹介します。

「お座り!お仕事よ~」
そんな声にゆっくりと顔を上げ「おもてなし」のお仕事開始。

飼い主に仕事の制服「帽子」をかぶせてもらったのは今回の主役、ハーディちゃん。
秋田犬で3歳の女の子です。

家から毎日、仕事場まで出勤します。指示にもちゃんと従いとってもおりこうさん。

エサを見せて「待て」をさせると、ハーディはエサから顔を背けながらも、横目でチラチラ…。

「(エサを)知らないふりをするんです。よし!」

しっかり待って、その後許しが出るとようやく食べ始めます。

ハーディの仕事は、北海道ニセコ町のJRニセコ駅で、毎年9月に走る観光列車の乗客をおもてなしすること。
看板犬というより、駅長犬といったところでしょうか。

ハーディのかわいい帽子は、駅長さんの帽子を作る会社でサイズを合わせてもらった特注品なんですって。

飼い主は駅舎の中にある喫茶店「茶房ヌプリ」の松田さんご夫婦。カレーが有名で、この味を求めて全国からリピーターも来るほど。

普段は駅舎の奥で過ごすことが多いハーディですが、彼女を目当てにニセコ駅を訪れるファンも多いそうです。

「こんにちは!わぁ、かわいい!何犬ですか?」とお客さんに声をかけられても、落ち着いているハーディー。

「人が大好きでべったりとくっつきます。人が『わ~っ』と騒いでも平気です」と松田さん。お客さんに囲まれても物おじせず、堂々としたようすもさすが駅長犬ですよね!

生まれて間もない3年前に、ニセコ駅の看板犬に就任。
帽子を受け取る前には、ザルを頭に乗せて特訓していたそうです(笑)

でも、もふもふ過ぎる毛並みのため、暑いのはちょっと苦手…。
冷たい床にくっつきながら、早く涼しくならないかなと思うハーディなのでした。

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