【新潟2歳S】セリフォスが内から抜け出し勝利 あえて悪路を選んだ川田騎手「返し馬から左に行きたがっていた」

内から抜け出し重賞ウイナーに輝いたセリフォス(右)

世代初のマイル重賞・GⅢ新潟2歳ステークス(29日=新潟競馬場、2歳・芝外回り1600メートル)は、川田将雅騎手騎乗のセリフォス(牡・中内田厩舎)が、終始最内の経済コースをぴたりと回ってデビュー2連勝で重賞ウイナーに輝いた。

中内田厩舎は16年ヴゼットジョリー、17年フロンティアに続く勝利。出走させた3頭が全てVという〝完全記録〟を継続している。

川田騎手は「今日は返し馬から左に行きたがっていたので、内の馬場は悪かったのですが、あえて外には行かずに競馬をしました。能力の高さを再確認できましたね」と馬の癖を見越した上で内ラチ沿いを頼らせる作戦を取ったことを打ち明けた。

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