2021年3月期の決算で「減収増益」となった企業が、香川県で増えたことが分かりました。新型コロナの影響で売り上げが減る一方、経費削減を図ったことなどが背景にあるとみられます。
東京商工リサーチ高松支社によりますと、香川県の企業560社の2021年3月期の決算は、63.4パーセントが前の年の売り上げを下回る「減収」でした。「減収」の割合は2020年3月期の決算より11ポイント増えました。
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一方、利益が上がった「増益」の企業は48.8パーセントで2.6ポイント増えました。新型コロナの影響で売り上げが落ち込む中、自治体からの補助金や人件費などの経費削減によって「減収増益」の傾向が強まったと分析しています。