巨人・吉川が先制犠飛で勝利に貢献 凱旋試合の31日ヤクルト戦は「感謝の気持ちでいいプレーしたい」

3回、吉川の犠飛で巨人が先制した

弾みをつけて地元凱旋だ。巨人の吉川尚輝内野手(26)が29日の中日戦(バンテリン)に「3番・二塁」で先発出場し、先制犠飛などで勝利に大きく貢献した。

両チーム無得点で迎えた3回にウィーラーが中前打で出塁すると、続く坂本も中前打を放ち無死一、三塁とチャンスメーク。ここでこの日2打席目を迎えた吉川が、小笠原の投じた4球目、123キロのスライダーをセンターに打ち返し、貴重な先制犠飛となった。

試合後、吉川は「何とか先制点を取れるように食らいついて、必死で、結果は1点が入ったので良かったと思います」と安どの表情。3番という打順については「もう任された打順で、なんとか得点圏だったり、いい形で4番につなげられるようにという意識です」と明かした。

31日のヤクルト戦では、地元・岐阜での試合となる。「後攻、大学と、7年間使わせてもらった球場で、しっかり地元でもありますし、感謝の気持ちを持っていいプレーができるように全力でやりたい」と強く意気込んだ吉川。成長した姿を地元のファンに見せるためにも、この日以上の活躍を誓った。

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