横浜DeNAが育成選手の宮国椋丞投手(29)と支配下契約を結ぶことが29日、関係者の話で分かった。昨季巨人を戦力外となり、3月に加入した右腕は先発候補として期待されている。30日にも球団から発表される。
支配下登録が可能な8月末の期限が迫る中、最終テストとなった28日のイースタン・リーグ、巨人戦で6回を6安打無失点と好投。球団関係者は「試合を重ねるごとに球威が戻ってきていた。内角もしっかり突けていた」と明かし、1軍の戦力としてのめどが立った。
宮国は2011年に沖縄・糸満高からドラフト2位で巨人に入団。13年には開幕投手を務めたが、昨シーズン終了後に10年間所属した巨人から戦力外通告を受け、昨年12月に12球団合同トライアウトに参加。獲得オファーはなかったが、トレーニングを続けていた。
ことし3月にベイスターズの球団施設でテストを受け、育成選手として加入。ここまでイースタン・リーグで20試合に登板し、4勝3敗、防御率4.85の成績をマークしている。