糸魚川市官製談合事件 当該職員を懲戒免職 市長おわびコメント

 糸魚川市職員の官製談合防止法等違反に係る裁判で27日、当時の建設課係長・久保田雅樹氏(48)が懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決があったのを受け、関係職員の懲戒処分を同日付で発表した。当時者の久保田氏は免職とした。

 併せて管理監督者として、当時上司だった前産業部建設課長(57)を減給10分の1、1カ月、同課長補佐(56)を戒告とした。

 処分決定を受け、米田徹市長は「市民の皆様には、信頼を著しく損なう結果となりましたことに改めて深くお詫び申し上げます。市といたしましては、二度とこのようなことが起こらないよう、職員の服務規律、法令遵守の徹底を図るとともに、再発防止策の検討を行っているところであり、引き続き、市民の皆様からの信頼の回復に向けて、職員一丸となって、全力で取り組んでまいります」とコメントを発表した。

 市総務課によると、米田市長の責任、処分に関する事項は、自身の判断に基づき行われる。30日から開かれる市議会9月定例会に、減給等に関する条例案が提案される見通し。

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