玉川徹氏 渋谷接種会場の行列に「若い人達がこれだけ打ちたがっているということが可視化された」

東京・渋谷ではワクチン接種会場に長蛇の列(ロイター)

30日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)は東京・渋谷で若者向けに27日から始まった、予約不要の新型コロナウイルスワクチンの接種会場に若者が殺到し、この土・日曜日は1日約350人の枠に2日間で3500人以上の長蛇の列ができたことを報じた。

テレビ朝日社員で同番組のコメンテーターの玉川徹氏は「河野太郎大臣が言うように、前時代的な抽選や先着順よりはSNSを使ってやれば、こういうこと(長蛇の列)にはならないと最初は思ったが、逆に前時代的なことをやった結果として、若い人達がこれだけワクチンを打ちたがっているということが可視化された形」と評価。

そのうえで、メディアの伝え方については「週末の報道では若い人達の2割近くがワクチンを打ちたくないと強調されていたが、バズフィードの報道なんかをみると、それを強調しちゃうと、打ちたくないという気持ちを強化しちゃうそうなんです。逆に8割近くの人が、わからないを含めて打ちたいという方向だということを伝えると、じゃ私も打ちたいとなるということなので、我々メディアの方も若者だけ特別視したり、打ちたがっていないということをことさら強調しない方がいいと、私も反省したところです」と話した。

渋谷の接種会場は16~39歳の都内在住か、都内に通勤通学する人が対象で、予約なしで来月16日まで接種が受けられる。28日には先着順から抽選方式に変更された。

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