「シャッター」チャンス 栃木県内作家、商店街にアート 大田原

「今井ストアー」のシャッターアート

 【大田原】招聘(しょうへい)作家らが公開制作を行う「第3回アーティスト・イン・レジデンス大田原」で、2人の作家が黒羽向町の商店街の空き店舗シャッターに描いていた絵が27日に完成した。

 美術団体「二紀会」会員で宇都宮大准教授の洋画家株田昌彦(かぶたまさひこ)さん(45)が描いたのは、約13年前までスーパーだった「今井ストアー」のシャッター。自身のトレードマークであるクジラの周りに船を描き、県内市町を表現した。「謎解きの要素や位置関係など細部にもこだわった。大人も子どもも見て楽しんでほしい」と株田さん。

「佐野屋」のシャッターアート

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