【寺子屋のお金塾】保険選びと見直しのポイント① 生命保険についてニャ

私たちの日々の生活には、病気や事故、けがなど予期せぬ出来事や、自然災害、火災など、さまざまなリスクがあります。保険料を支払い、いざというときに備えるのが「保険」で、保険の種類もいろいろ。今回は、「生命保険」の選び方と見直し方法について説明します。

そもそも生命保険とは

生命保険とは、死亡、病気、けが、介護など不測の事態に、自分や家族の生活を支えてくれるもの。病気やけがに備える保険には「医療保険」「がん保険」などがあります。また、貯蓄性の高い生命保険として「学資保険」「個人年金保険」「養老保険」がよく知られています。今回は生命保険の中でも、死亡したときのための保険について考えてみましょう。

どんな生命保険がいいの?

「どのような保険が必要なのか」は、年齢、暮らし方、家族の有無、資産状況など、人によって違います。自分に万が一のことがあった場合、家族にいくらの金額が必要かを考えることが、特に大切です。

見直しのポイントについて教えて!

必要保証額=遺族の必要資金−遺族の収入 ←ここがポイント!

 生命保険の見直しの第一歩は、もしものとき必要な保証額を算出すること。遺族の必要資金から、遺族年金や遺族の収入などを引いた差額を生命保険で補うイメージです。 

▼世帯主に万一のことがあった場合の、必要保証額の一例

(世帯主が46歳、配偶者と子ども1人のとき、必要保証額は約7,000万円で、不足額は約4,000万円)

ここがポイント!解説

必要保障額は、家族構成や生活内容、ライフプラン等によって異なります。「友人と同じ内容でいいや」と安易に考えず、保険会社やFPと一緒にしっかりとシミュレーションを行い、保険を見直していきましょう。

監修:栗栖 史匡FP 株式会社ライトサービス 代表

次回は保険選びと見直しのポイント②医療保険について説明します。

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