「映画と文学、アニメーションの想像力」をテーマにしたミニシアター 『Morc』が阿佐ヶ谷にオープン!

2021年で開講15年をむかえる『アート・アニメーションのちいさな学校』が、文学とアニメーションをテーマにするミニ シアター『Morc』(モーク)を2021年7月23日(金)にオープン。 『Morc』を運営する『アート・アニメーションのちいさな学校』は、初心者、経験者、年齢も職業もさまざまな生徒が人 形アニメーションをはじめとした手作りのアニメーションを専門に学ぶ学校。『Morc』では、「映画と文学、アニ メーションの想像力」をテーマに、文学が原作になっている作品や、本にまつわるもの、作家の半生を描いた作品を中心 に上映。アニメーションは、親子で観られる有名タイトルから、児童文学や絵本とリンクする作品、現在の アニメーションの源流となる作品から、来るべき明日を予感させるような想像力にあふれた作品まで幅広く取り扱う予定とのこと。

9月〜10月は、ペーター・ハントケの戯曲を映画化したヴィム・ヴェンダース監督作品の「アランフエスの麗しき 日々」、タリバン政権下のアフガニスタンを舞台に、過酷な日常を生き抜こうとする少女とその家族の姿を描き、第90回 アカデミー⻑編アニメーション賞にノミネートされた「ブレッドウィナー」、「ジャズの帝王」と称される天才トラン ペット奏者マイルス・デイビスを描いたドキュメンタリー「マイルス・デイヴィス クールの誕生」、村上春樹作品を2 0年以上にわたり翻訳している、メッテ・ホルムをおったドキュメンタリー「ドリーミング村上春樹」などを週替わりで 4作品ずつ上映。その他上映作品や以降の上映スケジュールは、Morcのホームページをチェック。

【今後の上映予定作品】(一例)

8月27日(金)〜9/2(木) 全4作品

「アランフエスの麗しき日々」

2016年/フランス、ドイツ、ポルトガル/97分 ■監督:ヴィム・ヴェンダース ■出演:レダ・カテブ 、ソフィー・セミン ■原作:ペーター・ハントケ『アランフエスの麗しき日々 夏のダイアローグ』 ルー・リードの『パーフェクト・デイ』と共に映し出される無人のパリ。 柔らかい夏の風が吹く木陰のテラスで男と女が語りはじめる。ペーター・ハントケの戯曲を映画化。

9月17日(金)〜 9月23日(木)

「ブレッドウィナー」

2017年/アイルランド・カナダ・ルクセンブルク合作/94分 ■監督:ノラ・トゥーミー ■原作:デボラ・エリス『生きのびるために』 タリバン政権下のアフガニスタンを舞台に、過酷な日常を生き抜こうとする少女とその家族の姿を描き、 第90回アカデミー⻑編アニメーション賞にノミネートされた社会派アニメ映画。 パヴァーナへは戦争で片脚を失った父と日銭を稼いでいた。 ある日、父親が突然タリバンに連行されてしまう。

「マイルス・デイヴィス クールの誕生」

2019年/アメリカ/115分/上映素材 ■監督:スタンリー・ネルソン 「ジャズの帝王」と称される天才トランペット奏者マイルス・デイビスを描いたドキュメンタリー。 貴重なアーカイブ映像・音源・写真をはじめ、アーティストや家族・友人らへのインタビューを 通し、波乱万丈な人生と素顔に迫る。

10月1日(金)〜 10月7日(木)

「ドリーミング村上春樹」

2017年/デンマーク/ 60分/上映素材 ■監督:ニテーシュ・アンジャーン/ ■出演:メッテ・ホルム、村上春樹 村上春樹作品を20年以上にわたり翻訳している、デンマーク人のメッテ・ホルムを追った ドキュメンタリー。世界中の村上作品の翻訳家たちと議論をかさね、小説の舞台となる地をめぐる。 深夜のデニーズ。バーカウンター。古いレコード。そして夜空に浮かぶ二つの満月。 メッテはひとり村上春樹の世界に潜り込んで行くー。

ミニ シアター『Morc』

東京都杉並区阿佐ヶ谷北2−12−19−B1F https://www.morc-asagaya.com/ ■開館日時 10:30〜21:00(※上映作品によって変動があります。) ■チケット料金 一般料金1,200円〜。 ※サービスデーは毎月1日と毎週木曜日、一律1,000円(特別上映をのぞく) ■会員情報 入会金1,000円(有効期限1年)。一般料金より最大400円割引。 劇場窓口にて入会可能。 ■座席数 40席(補助席込み45席)

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