田中圭&安田顕「らせんの迷宮」撮影開始から1年5カ月の時を経てクランクアップ!

テレビ東京系で10月にスタートする金曜8時のドラマ「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」(金曜午後8:00、開始日未定)が、このほどクランクアップを迎えた。

「DNAはうそをつかない」が口癖で、32億個の遺伝子配列を記憶するという天才遺伝子科学者・神保仁(田中圭)と、熱血刑事・安堂源次(安田顕)が難事件を解き明かし、遺伝子捜査の裏にある人間の業に迫っていくヒューマンミステリーである本作。当初は2020年4月クールでの放送を目指し撮影が進められていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け撮影が中断し、その後、放送延期が決定した。

そこから1年以上の間を空けた今年6月にようやく撮影再開。「1年以上前のことなので、つながりだったりは諦めようと、潔く撮影に挑んでおります」と田中が述べたように、苦労の多い手探りでの撮影となったようだが、すぐに勘を取り戻し、中断期間を含め、同局史上最長となった1年5カ月の時を経て、撮影が無事終了した。

主演の田中は「いつも、終わってしまえばあっという間だったと感じるものですが、今回ばかりは本当に長かったなと感じています。だけど、終わらないものはないのだなと、今、思っております。始まったものって絶対終わりがくるんだなと思うと、寂しくもなったし、一つ一つもっと大切にしようとも思いました」と、これまでにない経験をあらためて振り返った。

そして「視聴者の皆さん、大変お待たせしました! 無事撮影も終わり、あとは監督・編集チームが頑張ってくださると思います。事件を解決していく凸凹コンビとしては、異色のコンビですし、新しいドラマに仕上がっているんじゃないのかなと思っていますので、ぜひお楽しみにしていてください!」と印象深い作品となった本作を、力を込めてアピールした。

一方の安田も「無事クランクアップを迎えることができ、ほっとしています。一つ一つが自分にとって大切なシーンになりました。期間が空いた分、スタッフの皆さんやキャストの皆さんにも一つ一つ思いがあると思いますので、ぜひ、全話通して、見続けていただけたらなと思います。いよいよ10月から放送となります。この『らせんの迷宮』というドラマを、首を長くして待ってくださった方も多いと思います。ようやく始まりますので、楽しみにしていてください!」と感慨深げにメッセージを送った。

さらに、本作の新撮場面写真も到着。神保と安堂は捜査の進め方で衝突するが、神保がDNAの知識でいとも簡単に事件を解決し警察から感謝状を受け取るシーンでは、その後バディとなっていく2人の対照的な表情に注目。

そのほかにも、研究者として神保を尊敬し憧れており、また源次との付き合いも長い科捜研の乱原流奈(倉科カナ)に、神保が初めて科捜研で出会うシーンや、2階に住む神保を何かと気にかける、カフェ「ゲ呑ム」のママ・馬場ゆかり(松坂慶子)の登場シーンも公開。いつもは難しい顔をしている神保だが、ゆかりの出すスイーツを食べる時だけは安らぎの表情をのぞかせる。

豊富な知識と推理力で難事件を解決していくミステリードラマとして、また、医療や健康などDNAプチ情報満載の家族みんなで楽しく学べる情報ドラマ、遺伝子捜査の裏にある深い人間ドラマに感動するヒューマンドラマとして、幅広い層が楽しめる本作への期待が高まる。

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