【卓球】水谷隼 報奨金は寄付に「五輪で活躍できたのは皆さんのおかげなので」

メダル獲得報告会に出席した水谷(提供写真)

卓球男子で東京五輪混合ダブルス金、団体銅メダルの水谷隼(32=木下グループ)が30日、都内の木下グループ本社でメダル獲得報告会に出席した。

リオ五輪後、2017年3月から同社所属となった水谷は「僕が最初に所属契約させていただいて、そこから言葉では表せないくらいいろんな支援をしていただいた」と感謝を口にした。

卓球場、宿泊施設、食事面と「アスリートに必要なことを全てサポートしていただいて。それだけサポートしていただいたからには、僕たちは結果を出して恩返しをしたいなと思っていた」。その結果「今回、金メダル、銅メダル取れて少しは恩返しできたかなと思いますし、これからも卓球界のためにたくさん尽力してくださると言うことなので、自分も協力してこれからも卓球界を盛り上げていきたいと思います」と言葉に力を込めた。

そんな水谷には同社から報奨金2000万円が贈られた。使い道について問われると「やっぱり医療事業の方やホームレスの方に寄付っていうのはずっと考えていたので、タイミングを見計らってすぐにでもやりたい」と即答。

以前からチャリティー活動を行っていた水谷は「そんなに大きい額じゃなくて、個人的にやっていた」と明かすが「コロナが起きてからは、張本選手とも大会の賞金を寄付しようみたいな話はしていたんですけど、自分が賞金をもらえるほどの結果を全然残すことができなくて寄付できなかった」という。

それでも「本当に自分たちが五輪ができた、活躍できたっていうのも、皆さんのご理解とご支援のおかげなので、少しでも協力できたらいい」と話した。

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