堀米雄斗選手に単独インタビュー! 3年後に控えるパリ五輪への意欲を語る

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。8月13日(金)放送の「フラトピ!」では、東京2020オリンピックのスケートボード男子ストリートで金メダルを獲得した堀米雄斗選手への単独インタビューをお届けしました。

◆堀米雄斗選手への単独インタビューが実現!

インタビューの場に姿を現した堀米選手が、まず見せてくれたのは初代王者の証、金メダル。「(金メダルの)デザインがすごく好きで、絶対に獲りたいと思っていました」と胸の内を明かします。

新種目での日本選手の活躍が目立った東京2020オリンピック。スケートボード男子ストリートで金メダルを獲得した江東区出身、22歳の堀米雄斗選手は本大会に並々ならぬ思いがありました。

「地元・江東区(有明アーバンスポーツパーク)でオリンピックがあるということで、今まで以上に気合い入れていたし、"金メダルを獲りたい!”という意識がありました」

堀米選手は圧巻のパフォーマンスで金メダルを手にしましたが、実は大会前日に、かかとを怪我していたと言います。

そして、「痛み止めを飲みながら今回スケートをしていたんですけど、今まで自分のやってきたことを思い出して、振り返りながら、"絶対決められる!”というマインドでやっていました」と振り返ります。

また、決勝で大技を決めたときの気持ちを問うと、「すごくうれしかったんですけど、(内心は)ほっとしたというほうが強かったですね」と語ります。

見事手にした金メダルは早速家族や友達に見せたそうで、「友達はめっちゃうれしそうに『早く触らせて!』、『かけさせて!』みたいな感じで喜んでくれましたし、家族は逆に『触るのが怖い……』という感じでした」と笑顔をのぞかせます。

堀米選手をはじめ若い力の活躍でメダルを量産し、注目されるスケートボード。その反響は堀米選手も実感しているようで、「(オリンピックを観て)小さい子がスケボーを始めたり、日本の人たちにどんどん知ってもらえているんだなと思いました」と話します。

さらなるスケートボードの普及を願っているという堀米選手。その目はすでに3年後を見据えていました。

「パリ五輪でも金メダルを獲れるように頑張りたい。もっと新しい技を覚えて、それをパリでみんなに見せたいです」と力強く語ってくれた堀米選手。

初代王者という栄冠に満足することなく、次のオリンピックに向けてさらなる向上心を燃やしていました。

◆堀米選手の快挙に"Z世代”も歓喜!

この日のZ世代のコメンテーター、堀米選手と同い年で政治プラットフォーム「PoliPoli」代表の伊藤和真さんは「このニュースはすごく熱い!」と声を弾ませ、3つの感想を語ります。

1つ目は、「(決勝の舞台で)最後に(大技を)決めた堀米選手のメンタルに泣けた」と感心しきり。2つ目は、「スケボーは技を失敗しても(選手同士が)称え合う姿は、"多様性”を体現している競技だなと感じた。今大会にすごく合っていたと思う」と言います。

そして3つ目は、今大会の影響で日本での競技人口が増えること。東京ではスケートボードを練習できる施設が少なく、伊藤さんは「公園などスケボー禁止のところですべって、近隣の方とトラブルになるケースもある」と現状に触れつつ、「これからスケボー人口が増えて、事故が増えないためにも、スケーターとスケーター以外の人が共生できる社会になるといいなと思う。(施設を増やすなど)そのあたりも政治的に取り組むべきところではないか」との意見も。

キャスターの堀潤も同意しつつ、「(これまで)ストリート系のものに対して社会は厳しかったし、プレーヤー側もマナーが問われるところだけど、今回の堀米選手たちの活躍や言動で意識も変わっていく部分があるのかなと。周りの理解も変わってくるのでは」と推測。伊藤さんに意見を求めると、「スケボー自体へのイメージが良くなるのは、やる側だけでなく双方にとってすごいいいこと。練習施設を運営する側もスケボー人口が増えると収益面の改善も期待できるし、禁止の場所ですべって事故が起きることもなくなっていくといい」と望んでいました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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