【東京パラ】 競泳の鈴木が銀、今大会メダル4個目 富田も銅

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東京パラリンピックは30日、競泳の男子200メートル自由形S4で鈴木孝幸(34)が、今大会4個目のメダルとなる銀メダルを獲得した。200メートル個人メドレーSM11の富田宇宙(32)も、2個目のメダルとなる銅を勝ち取った。

東京アクアティクスセンターであった200メートル自由形S4(運動機能障害)決勝は、鈴木とアミ・オマル・ダダオン(20、イスラエル)が序盤から抜け出した。

50メートルは、鈴木が世界記録より速いタイムで先頭で折り返し。だが、まもなくダダオンが鈴木を追い抜き、徐々にリードを拡大。最後は、世界記録を6秒08上回る2分44秒84のタイムで、2位の鈴木に大差をつけて金メダルを決めた。

鈴木のタイムは2分55秒15だった。銅メダルは、ロマン・ジダーノフ(23、ロシア・パラリンピック委員会)が勝ち取った。

レース後のインタビューで、全種目メダル獲得を目標にしている鈴木は、「とりあえず、銀メダル取れたのでよかったと思います」と、安堵(あんど)の気持ちを表現。

一方で、「100から150(メートル)で少しタイムを落としてしまったかなと思います」、「あれだけのトレーニングをしたので(自己)ベストを出したかったです」と、悔しさもにじませた。

5大会連続出場の鈴木は、25日の50メートル平泳ぎSB3で銅、26日の100メートル自由形S4で金、28日の150メートル個人メドレーSM4で銅の各メダルを獲得している。

ラスト50メートルで3人抜く

200メートル個人メドレーSM11(視覚障害)決勝は、100メートルバタフライS11で金メダルを目指す木村敬一(30)が、1種目目のバタフライでスタート直後から飛ばし、50メートルをトップでターン。富田が続いた。

次の背泳ぎで、ロヒール・ドルスマン(22、オランダ)が一気に先頭に出ると、その後はリードを広げながら独走状態に。自身の世界記録を更新する、2分19秒02のタイムで金メダルを獲得した。

富田は背泳ぎで4位、3種目目の平泳ぎで6位と徐々に後退。しかし最後の自由形でぐんぐん追い上げ、2分28秒44で3位に入り込んだ。

銀メダルはミハイロ・セルビン(17、ウクライナ)が獲得。木村は5位だった。

富田はレース後、「みなさんからたくさんのメッセージをいただいて、東京2020パラリンピックの持つ意味とか力を実感させていただいて、今日のレースはそれに報いたい気持ちで泳ぎました。自己ベストでメダル獲得という目標をもう一度、みなさんのおかげで達成することができて、とても幸せな気持ちです」と話した。