【全日本】諏訪魔「エボリューション農場」運営していた! 宮原のため…婚活にも事業拡大計画

事業の多角経営に乗り出す諏訪魔

全日本プロレス「王道トーナメント」を制覇した〝暴走専務〟諏訪魔(44)が絶好調だ。3冠ヘビー級&世界タッグ同時戴冠の「5冠王」を見据え勢いを増すばかりで、暴走トークも冴えわたる。ユニット「エボリューション」の拡大を目指し農場運営に乗り出したことを明かすと、人材発掘や果てには婚活マッチング事業にも意欲。その標的になったのは…。

4年ぶり3度目のトーナメント優勝を果たした諏訪魔は3冠王座挑戦はもちろん、優勝決定戦で死闘を繰り広げた芦野祥太郎をパートナーに指名して世界タッグ王座まで狙うという〝ジャイアニズム〟を発揮。これがベルトを管轄するPWFに認められ、9月7日の東京・後楽園ホール大会で宮原健斗、青柳優馬組の世界タッグ王座に挑戦し、同21日の後楽園大会で3冠王者ジェイク・リーに挑むことが正式決定した。

6月の新型コロナウイルス感染から驚異的回復でトップ戦線に戻り「5冠を取った時の自信はすごいものだった。その自信を取り戻したいね」とさらなる飛躍を誓う。そして「俺だけじゃなくてさ、エボリューションの勢いも加速させたいんだよ。事業拡大しようと思ってさ」と不敵な笑みを浮かべた。昨年に女子レスラー育成プロジェクト「エボリューションガールズ(エボ女子)」を立ち上げ、デビューを目指す練習生がトレーニングを行っているはず。だがそれだけではなかった。

「エボ女子? 順調に練習してますよ。でも、これからはリング以外の事業もやっていこうと思ってさ。実はすでに『エボリューション農園』っていうのを茨城県でスタートさせてて、お米をつくってる。もうすぐ収穫だから俺も稲刈りに行くよ」と明かす。

すでに田村男児が送り込まれ農作業を行っているという。さらに経営者の顔つきになり「他にもいろいろやっていこうと思う。人材発掘とか、婚活事業とか…」と言い出した。人材発掘は分かるとして、なぜ婚活なのか。するとトーナメント準決勝で下した不振のエース・宮原健斗の名を挙げ「向かい合ってふと思ったんだよ。こいつも自分でイケメンだなんだ言ってるけど、いい年(32歳)を取った顔つきになってきたなあって。そろそろ落ち着いた方がいいと思うよ。それが強さにもつながると思うし」と力説した。

コロナ感染からの復活の裏に夫人の献身的愛があったことは既報通りで、今や「愛の戦士」となった暴走男は「だから宮原! 早く結婚しろ!」と叫んだ。余計なお世話以外の何ものでもない気はするが、それはそれ。このまま一気に突っ走る。

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