【聞かせて】 No.725「志賀 淳二さん・7月、NHK山口放送局長に就任」

 2021年4月に開局80年を迎えたNHK山口放送局の局長として、7月に着任。山口県庁所在地での局長の中では、史上最年少で着任した。

 「地域に根差した情報を地元の人に届け、信頼され、愛される放送局でありたい」と抱負を語る。

 大学時代はラクロス部の主将としてチームをまとめ、卒業後は「やりたいこと、社会の役に立つこと」を志してNHKに入局した。初任地の広島県では、大規模な「平成11年6.29豪雨災害」が発生。入局わずか3カ月足らずだったが、各地の避難場所状況を繰り返し伝え、後に避難所の利用者やその家族らから「NHKさんのお陰。安否確認もできた」と、感謝されたことは、「人の役に立てることを実感した瞬間だった」と振り返る。

 日本酒好きで「いつか山口の酒蔵巡りをしてみたい」と話す。

        

【プロフィル】1976年東京都出身の44歳。京都大工学部卒業後、99年にNHK入局。広島局を経て、報道局取材センターで政治部や社会部の記者、副部長を務める。2021年7月、経営企画局副部長からの異動。座右の銘は「仁なる者に 敵はなし」。

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