ソロキャンプでも広々快適! ogawa(オガワ)の大人気テント「ヴィガス」の設営レビュー

こんにちは、みーこパパです。ソロキャンプやデュオキャンプといった少人数キャンプ向けテントとして、発売以来高い人気を誇っているogawa(オガワ)のテント「ヴィガス」。実際に触れて泊まってみてのレビューです。

ogawaのテント「ヴィガス」の魅力とは

筆者撮影

ヴィガスを斜め前方から見た写真です。1~2人用としてはかなり大型のテントになりますね。自立式のドームテントですが、広い前室があるため実質的にツールームテントと言ってしまっても過言ではありません。

筆者撮影

横から見て右側の低い方がインナーテントを吊るす寝室になっており、寝室の一番高いところが160cm。左側の前室部分は一番高いところが192cmありまして、広々とした快適な空間になっています。

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後ろ側にも出入り口があり、正面・左・右・背面の4箇所からテントに出入りできます。これは利便性が高まるのはもちろん、通気性の良さにもつながりますね。

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インナーテントを吊るさず、全てメッシュにしてみました。マイナーチェンジ後の最新モデルでは背面もメッシュになっており、全方向から風が通り抜けます。

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背面パネルがメッシュになるのは2021年生産分からです。メッシュにできないより、できた方が当然嬉しいですよね。購入時にはご確認ください。

虫や風雨の侵入を抑えるスカートがテント全周に付いておりますので、シェルターとして使うこともできます。

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天井の一部は透明な天窓です。テント内に自然な明るさを採り入れながら、夜は月や星を見るなんてことも。

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インナーテントは吊り下げ式。雨天でも濡らさずに吊り下げ、畳むことができます。

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インナーテントのドアパネル内側にポケットがありまして、開いたドアパネルを巻いて突っ込んでおけます。一般的なクルクル巻いてトグルで引っ掛ける方式に比べて、とても簡単です。

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インナーテントも含め、全ての出入り口を開放しました。全方位から風が入ります。寝苦しい暑い時はメッシュにして、虫の侵入を防ぎつつ通風を確保できます。

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前室にハイチェアを置いてみました。頭上にかなり余裕がありまして、ハイチェアに座って手を伸ばしても天井に手が届かないほどです。前室高さは最大192cmもありますので、腰をかがめず普通に立って歩けます。

少人数向けテントでこれほど広い居住空間を持つテントは珍しいですね。

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インナーテントのフロアサイズは220×150cm。大人2人と小さい子1人がちょうどの幅です。一般的なコットでしたら2台を並べて置けます。

2台を置くと奥側に寝た人は前室には出にくいですが、テント背面側からも出入りができますので寝ている人を踏みつける恐れもありません。

インナーテントは天井が高いので、ハイコットを置いても圧迫感がありません。蒸し暑い時期でも豊富なメッシュ面のおかげで通気性も良く、朝までぐっすりでした。

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サイドの張り出しがあり、雨でも換気ができます。あちこちメッシュになることも合わせて、通気性はかなり良いテントです。

寒い時は最低限の通気を確保しつつ閉め切れますので、1年を通して使えるテントになっています。

ogawa「ヴィガス」の設営・撤収について

いくら居住性が良いテントでも、設営や撤収が大変でしたら人気のテントにはなっていません。一般的なドームテントと同じですので、設営難易度は決して高くありません!

まずは公式設営動画で、流れをご確認ください。

続いて静止画でご説明していきます。

画像出典:キャンパルジャパン

まず設営場所を決めて、フライシートを広げます。

端がシルバーのメインポール2本を組み立て、フライシートのスリーブにポールを通し、前側2ヶ所の先端へピンを差し込みます。

フライシートを立ち上げる際は、片手で袋状になっている箇所を引っ張りながら、押し込むように送ると引っかかりにくくなって良いです。

ポールを湾曲させながら、テントを立ち上げます。写真のように2人が推奨ですが、1人でも決してできなくはないです。

1人で立ち上げる時は、ペグダウンしておくとテントが動かず簡単です。

画像出典:キャンパルジャパン

湾曲させたメインポール後端も、角のピンに差し込みます。

画像出典:キャンパルジャパン

ポールを差し込み、ピンに固定します。

画像出典:キャンパルジャパン

先端が赤いポールは、前室用のポールとなります。テント側ピン付近には同じく赤い色のロープが付けられていますので、間違いにくいでしょう。

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テントのフックをポールに引っ掛けていきます。パチンとはめるだけなので簡単です。

画像出典:キャンパルジャパン

最後は一番短いリッジポールを屋根に取り付けです。テープにハトメがついておりますので、このハトメにポール先端を入れてください。

これが最後のポールになりますので、テントの形ができあがります。テント裾のループをペグダウンして固定してください。全部で8本です。

画像出典:キャンパルジャパン

風が強い時は先にペグダウンするなど、柔軟に対応してください。

画像出典:キャンパルジャパン

メインポールと前室ポールの交点にテントのテープを巻きつけ、ロープで引っ張ってペグダウンします。こちらは左右2本。

画像出典:キャンパルジャパン

背面側はポールが1本ですので、テープを巻きつけてロープで引っ張りペグダウンします。こちらも左右2本。

画像出典:キャンパルジャパン

後部ベンチレーターは突っ張り棒を起こし、マジックテープで留めます。

画像出典:キャンパルジャパン

続いてはインナーテント。広げて前後を合わせます。インナーテントに天井ベンチレーターがある方が背面側になります。

画像出典:キャンパルジャパン

インナーテントの4隅にフックが付いておりますので、テント側のリングに引っ掛けます。

画像出典:キャンパルジャパン

インナーテントの上は、テント側のリングにインナーテントのトグルを通して吊り下げます。トグルの使い方は端から通しまして、一旦すべてリングの中に入れてしまいます。

画像出典:キャンパルジャパン

インナーテント側に引っ張られるとトグルが横向きになってリングに引っかかり、安定する仕組みです。

画像出典:キャンパルジャパン

慣れればインナーテント設営は5分もかかりません。テント全体も含めますと、20分もあれば余裕で設営が終わります。

撤収は設営の全く逆手順ですので、こちらも特に迷うことはないでしょう。

「ヴィガス」をおすすめする人・おすすめしない人

ここまでの内容で、とても居住性が高いテントということはお分かり頂けたかと思います。

ヴィガスをおすすめする人

ヴィガスをおすすめするのは、こんな人です。

  • 車でキャンプに行くソロ~デュオのオートキャンパー
  • テント内で長時間過ごす方
  • 数日の滞在型キャンプをされる方
  • テントに信頼性を求める方

重さは9kgありますので、移動は基本的に車となります。寒い時期にテント内で長時間過ごす場合などは特に、空間の広さもあって快適に過ごすことができるでしょう。

また、連泊する場合も空間の広さが余裕につながります。荷物を前室に入れてベースキャンプのようにするにはピッタリと言えます。

信頼性については、国内最高峰ブランドのogawaの商品ですから言うまでもありません。アフターサービスも万全です。

ヴィガスをおすすめしない人

逆におすすめできない方ですが、こんな人です。

  • テントに軽さとコンパクトさを求める方
  • 設営・撤収時間は可能な限り短縮したい方

ヴィガスは軽いテントではなく、収納サイズも決して小さくはありません。徒歩移動がメインの方でしたら、体力に自身があっても大変です。

設営撤収は基本通りで決して難しくはないテントですが、ソロ用としては大型テントなので時間は15分前後かかってしまいます。ワンポールテントやワンタッチテント、エアーフレームテントと比べるとどうしても時間は必要です。そこを乗り越えれば快適空間が待っているので、頑張りがいはありますね。

ogawa「ヴィガス」のユーザーの声は

SNSでヴィガスに関する口コミを見ていると、ツーリングや雪中キャンプで使用しているキャンパーさんもいらっしゃるようで、通年で様々なシーンで活躍してくれるテントであることがわかります。

ogawa「ヴィガス」でソロキャンプでも贅沢快適大空間!

筆者撮影

一年を通して使えて、ソロでも贅沢大空間なテント・ogawaヴィガス。ogawaらしい質実剛健さをベースに、落ち着いたモダンなカラーリングとデザインもあって人気のテントです。

実際に使ってみると人気の理由がよく分かる、快適なテントでした!

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