愛知“密フェス”主催者の釈明文は「事実を捻じ曲げるもの」 大村県知事が怒りの反論

大村県知事が再抗議した

愛知県・大村秀章知事が31日、ツイッターで愛知県・常滑市の国際展示場で行われた「NAMIMONOGATARI2021」(29日)の主催者側の釈明を批判した。

緊急事態宣言下の愛知県で開催されたヒップホップ系野外フェス「NAMIMONOGATARI」は酒類が提供されていた他、数千人の観客がマスクが超える密状態でほぼノーマスクで歓声を上げ盛り上がった様子が動画で拡散され、厳しい批判の声が起こっている。

こうした声に主催者側は30日夜に謝罪文を出し、開催までの経緯を説明した。しかし大村知事は「昨夜、突然主催者側から『お詫びと経緯のご説明』という文書が配信されました。しかしながら、その内容には、自分達に都合の良いように事実と異なる記述がなされていますので、ここに指摘をさせて頂きます」とバッサリ。主催者側の記載内容と愛知県側が主張する正確な事実とする文章をつづった画像を添付。

酒類販売について、主催者側が「愛知県担当者に報告し、過度の飲酒にならない様、お一人様二杯までとし、アルコールはアルコールチケットで販売し杯数の管理をしていました」とする言い分に対し「再度酒類提供の自粛を強く要請」となど、3箇所の誤りを指摘。

その上で「また、このような対応は、事実を捻じ曲げるものであり、到底看過することはできません。なお、愛知県と主催者との折衝の状況は次のとおりであります。改めて厳重に抗議するとともに、早急に誠意ある対応を求めるものであります」と厳しい論調で反論した。

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