パリ五輪監督の〝条件〟は? 反町技術委員長が明言

反町技術委員長

日本サッカー協会は31日に技術委員会を開催し、反町康治技術委員長が2024年パリ五輪の代表監督について〝条件〟を示した。

パリ五輪世代となるU―20日本代表は現在強化合宿を行っており、10月にはU―23アジアカップ予選も予定されている。反町委員長は「今年の活動はもう合宿もやっていて、10月末には試合もある。今年の活動のスタッフは暫定でやって次につなげる。日本の(リーグの)シーズンは中途半端な形になってしまう。冨樫(剛一)さんを監督に据えてやっていく」と今年の活動方針を説明。パリ五輪代表監督は幅広く人材を求めるため、Jリーグのシーズン終了後から本格化していく見込みだ。

監督像については「パリにつながるところではプロの選手を中心にマネジメントしていくことになる。Jリーグの経験値があるのが望ましいと考えている」とJリーグでの実績を重視する方針を示した。また「コロナ禍で外国の監督を招くのはどうなのか。2週間隔離すると活動が終わっちゃうこともある。日本にも優秀な監督がたくさんいるし、五輪のベスト4は全部自国の監督でもあった」と日本人監督を原則とする方向性を改めて示した。

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