巨人の丸が首位攻防戦で貴重な先頭打者弾

ベンチの祝福を受ける丸佳浩

巨人の丸佳浩外野手(32)が首位攻防戦となった31日のヤクルト戦(岐阜・長良川)で先頭打者弾を放った。

27日の中日戦(バンテリン)から1番で起用されている。29日こそスタメンを外れたが、やはり危険な打者だった。

メルセデスが初回に1点を失ったその裏、ツバメ先発・小川の初球142キロの外角直球を逆らわず左翼スタンドに運んだ。

丸の15号同点ソロに巨人ベンチは大騒ぎ。原監督もいつもの「丸ポーズ」ではなくみこしを担ぐ「わっしょいポーズ」で背番号8を出迎えた。

さらにその余韻が残る中、一死走者なしで「3番・二塁」でプロ初凱旋試合の吉川が、144キロ直球をバックスクリーン左に弾き返した。4号勝ち越しソロで再び巨人ベンチは大盛り上がり。「全力プレーで(地元に)感謝の気持ちを持ちながらやっていきたい」と意気込んでいたところ、さっそく結果を出した。

巨人としても150日ぶりに立った首位の座をそう簡単に明け渡すわけにはいかない。

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