ポール・マッカートニーの娘 ファッション業界が「自然を殺している」

ビートルズのポール・マッカートニーの娘でデザイナーのステラ・マッカートニー(49)が、ファッション業界は、その活動により「母なる自然を殺している」と指摘する。プラスチックボトルをリサイクルして作られる生地エコニールやサステナブルなフェイクファーを使用するなど自身のレーベルでより環境に優しいアプローチをとってきたステラだが、他ブランドに対し気候変動を回避するために製作工程を見直すよう呼び掛けている。

ステラはヴォーグにこう話している。「私達の家は火事になっています。世界で最も汚染をもたらす業界の一つとして、私達が限界に立たされている今、一つとなり行動を起こすことが極めて重要です。これはファッションの一時的流行ではありません。全ての業界が直面している問題ですが、私達の業界の主な問題は、それが取り締まられたことがないということです。ブランドの従来の働き方を止める規制やガイドライン、制限が定められていないことで、それが最終的に憂慮すべき速度で母なる大地を殺しているのです」

またマッシュルームを原料とした皮革Myloのラインの第1弾を発表したばかりのステラは、サステナビリティに関する規制をファッション業界に対し定めるよう政府に求めている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社