第12回地域再生大賞 22年1月決定 SDGsに注目 副題「未来へつなぐ、みんなで」

 宮崎日日新聞など地方新聞46紙と共同通信社は、全国各地の地域づくり活動を応援する第12回(2021年度)地域再生大賞を実施する。30年の目標年まで10年を切った国連の持続可能な開発目標(SDGs)に注目し、副題は「未来へつなぐ、みんなで」とする。来年1月に大賞など各賞を決め、2月に表彰する。
 各紙と共同通信が各都道府県から少なくとも一つの団体やプロジェクト計50件を推薦。選考委員が新規性や地域住民とのつながり、発展性といった観点から審査する。副賞は大賞100万円、準大賞2団体に各15万円などとした前回と同程度とする。
 今回は「地域からのSDGs」という視点から、貧困や飢餓の廃絶、ジェンダー平等、環境保全など国連が掲げる17目標との関連も考慮する。
 選考委員は沼尾波子東洋大教授(委員長)、タレントで新潟食料農業大客員教授の大桃美代子さん、佐藤宏亮芝浦工業大教授、藤波匠日本総合研究所上席主任研究員の4人。
 新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、前回同様に東京での表彰式開催を見送り、各地での個別表彰を検討している。表彰団体やプロジェクトは新聞紙面やネットを通じて広く発信する。

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