JASDAQ上場「あさくま」の100%子会社、(株)竹若が破産開始

※画像は実際の企業と関係はありません

 (株)竹若(TSR企業コード:292657242、法人番号:4010001049536、中央区築地4-7-5、設立1988(昭和63)年2月17日、資本金5000万円、諏訪部浩通社長)は9月1日、東京地裁より破産開始決定を受けた。
 負債総額は約9億9700万円。

 1988年2月、前社長の竹若勝氏が当社を設立。日本料理・寿司店など東京都内を主体に14店舗を経営するほか、さかな若漬や海鮮しゅうまい等の加工品販売を行い、2018年1月期には売上高25億1063万円をあげていた。
 しかし、2019年1月期は期中に不採算店舗の閉店を行ったことから、売上高22億7304万円と減収になった。利益面も店舗閉鎖に伴う固定資産除却損等による特別損失計上で、当期純利益は554万円にとどまっていた。
 2020年2月、あさくまが当社を子会社化し、その後は同社の方針で事業を展開。外食不況により親会社からの資金援助を受けるなどしてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより想定していた収益を上げることができず、2021年3月末をもって全店舗を休業。4月20日には、都内で債権者集会を開催し私的整理を模索したが、多重リースなどが発覚し賛同を得ることができず、7月14日、東京地裁に破産を申請することを決議していた。

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